5/23/2018

[note] 往生際の悪い犯罪者たちの醜態がメディアを占拠し続ける様にうんざり

日大アメフト部の傷害事件で騒がしいこの頃。誰が見ても組織的に犯罪が行われた事は明らかなのに、この期に及んで自らの非を認めず、責任転嫁や稚拙な詭弁を弄して白ばっくれようとする監督はじめ日大関係者の理解し難い振る舞いには目を覆う他ないわけです。

他にも時を同じくして、政府周りも引き続き、学校法人を巡る権力濫用や、自衛隊の派遣を巡る不都合な事実等についての数々の虚偽・隠蔽が明らかとなり、これまた誰の目にもその事実は疑いようもない程明白なのに、ひたすら知らなかった、担当者や部門の独断、と、政府側にしか利はなく、独断で行う動機も利益もないのに、自らの関与を否定して白ばっくれようとしているわけです。

どちらも構造的には似たような話であるのですが、それが新聞・テレビ・ニュースサイトまで、あらゆるメディアで入れ代わり立ち代わりトップを占めているのですね。それらの間に挟まる話題も、多数の大手メーカー等での品質偽装やリニア談合等、やはり組織的な虚偽とその隠蔽のち言い逃れを続けた挙句に刑事事件になってあえなく御用、的な話が頻繁に表れます。

話題に登る誰も彼もが、規模や位置づけの点で重要な組織と、その責任ある筈の立場にある人物ばかりです。それが、判を押したように言い逃れや詭弁、責任転嫁を繰り返して自らの関与と責任を認めようとしない姿を晒し続けているわけです。彼ら以外のほぼ全員が、疑惑どころか議論の余地もない程に確信を抱いているにも関わらずのその振る舞いは、出来の悪い喜劇のようです。あれですね、裸の王様的な。

本当、どいつもこいつも嘘つきで、往生際が悪いったらありません。それで、こう、見渡す限りの情報がそんな話で埋め尽くされているのを見ると、日本国内のあらゆる組織のトップ周りの人間は皆犯罪者で、嘘つきで、それが明るみに出て、もはや言い逃れのしようもない事は客観的に明らかになってもその事実を認めない、不誠実な輩ばかりであるかのような錯覚を覚えてしまうのです。

冷めた目で見れば、企業やら団体やら、はては家族や隣人等の小さなコミュニティですら、上位者がその権力を有している事をいいことに、それをたやすく濫用し、あるいは部下等、組織内の下位の者に犯罪を強要し、それが露見しても責任逃れを図ろうとする、といった事は残念ながらありふれた事でしかないのだし、そういう凡庸な、愚か者がそのまま大学や政府等の、極めて大きな組織の上位者に就いてしまっている、それだけの事なのでしょうし、別段驚くべき事ではないのかもしれません。

ただ、事がもはや言い逃れのしようもないところまで至っているにも関わらず、見苦しく強弁や言い逃れを図ろうとし、それを広く見せつけ続けられるのは何の拷問だと。流石にいい加減うんざりするので、速やかにやめて頂きたいと思うわけです。。。が、まあそんな潔さがあるのなら最初からこんな醜態は見せないのだろうし、警察なり検察なり市民なりに告発されて、あるいは司法の強制によって退場させられる位しか解決の道はないのかもしれませんけれどもね。であれば、出来る限り早くそうなって欲しいと願う位しか仕方がないのでしょうか。