11/28/2012

[biz law] プラズマクラスタ性能虚偽でシャープに排除命令

ようやく公のダメ出しが入りました。遅いですよ。容疑は景品表示法の虚偽表示による優良誤認で、そこに疑義の余地はないでしょう。統計的な性能実証が全くなされないまま、深刻なネタ切れに陥っていた国内各メーカー、それも代表的な大企業がこぞって夢のような効果があるものと喧伝し、多くの消費者を誤認させ割高な製品を購入させた、目を覆うばかりの技術詐欺事件にようやく歯止めがかけられた、という事で、諸手をあげて歓迎したいと思います。

当然ながら本件はシャープ一社の責に止まる話ではありませんので、片っ端から検挙のち十分な額の懲罰金を課して頂き、同様の似非技術詐欺発生の防止を図って頂きたく思うところです。もっとも本件は、パナソニックのナノイーしかり、マイナスイオンに端を発してそれこそ家電系のメーカーは多かれ少なかれ殆どが同様に手を染めているわけで、消費者庁だけでは到底手が回らない規模ではあろうかと思います。それでも、そうしてるうちに各社個別に消費者側から詐欺で損害賠償請求がなされる流れになるでしょうから、それまでは、という事で。各社は存分にその報いを受けるといいと思います。やれやれ。

シャープ掃除機に“表示性能ない”

11/22/2012

[pol] 維新の本末転倒な空洞化ぶりに絶望

もう目も当てられません。制度疲労の極みに至った自民党政権、その刷新を期待されながら前代未聞空前絶後の規模で完全に裏切り憎悪の的となった挙句自壊した民主党政権。二代続けて裏切られ、それでも再起を求める人々の期待を集めつつあった新勢力、その中核を担う維新の会ですが、選挙直前の今になって、目的も自身も完全に見失い完全にハリボテと化してしまった、ように見える惨状で、極めて残念です。

離合集散は政界の常だし、合併して代表が交代したから即失望ってわけでは必ずしもないんでしょうが、そうするなら少なくとも半年位、せめて三カ月程度は前にやっておくべきでした。その前後で主義主張、各種政策等中身の融和を図っていたならばまだしも、これまで好き勝手相反する内容の主張を繰り返しておきながら、そこでなされた各論的というか具体的な主張は全てささいな事だから切り捨てる、というのでは、これまでの活動が全て無に期すわけで、まさに個別の主張に共感し支持してきた人々を真逆に裏切るものであって、少なからぬ、おそらくは大半の支持者に深刻な不信と失望を感じさせたであろう事は想像に難くありません。

今回の選挙での主要な争点、すなわちエネルギー、国家安全保障、福祉、国営事業、財政等、それぞれ国民を二分三分する先鋭な対立のある問題に対し、その多くで反対の立場から悉く急峻的な主張を繰り返し、各々の主導的な立場でさえあった彼らが、この時期になって突如手を取り合い、新しい未来を、等と笑顔を見せたところで、全く具体性がなく、現実味もなく、ただ空しいものにしかなりえない、それはむしろ当然の帰結というべきでしょう。その上さらに元民主党、元自民党の残党、本来なら旧政権の一員として審判を受けるべき面々が臆面もなく合流し続ける姿、本来の目的たる国家運営に必要な組織構築を全て放棄し、権力の奪取だけを目的として、ハリボテの上にハリボテを重ねるような人集めに奔走する本末転倒な有様を見るにつけ、もはや政党としての体すら成していないものと思わざるを得ません。それでも、ある程度は個人の人気で支持もされるんでしょうけれど、それはおそらく前回の民主党にすら劣る、控えめに言っても無意味なものでしょうに。

本来、国民の希望するところは、広く国民に進むべき道を提示してその選択を促し、示される意志を反映し、代行する事で継続的に支持を受けて国家を機能させうる政府の実現であり、その責を担うに足る可能性を十分に持った代表者を見出す事だっただろうと思うのです。しかし、その候補となる筈だった維新が、その審判に望む以前に曝け出した惨状を見るにつけ、そのような希望を持つ事自体が非現実的だったのかと、深い絶望を抱かざるを得ないのです。

とはいえ、どんなに先行きが絶望的でも、国家運営は続けなければならないし、代表は選ばねばならず、そして民主主義国家の各市民としてはその選抜を行う義務があります。どの候補、どの陣営を支持するのか、あるいは支持しないのか、嫌でも決めなければなりません。例え全員に失望していようとも。まあ、身も蓋もなく言ってしまえば、結果としては消去法的に自民党政権、すなわち各方面でジリ貧な状況に戻る事になるんでしょうけれど。発展は到底期待出来ませんが、前政権の崖から落ちるような状況に比べれば、、、絶望よりは憂鬱な方がまし、ですか。

[note] cifs経由のsymbolic linkが突然stat不可に

なってしまいまして。これを前提に組んでいたプログラムが軒並みマウント先のsymbolic linkを辿れなくなって困りました。もう何年も運用してきたのに何故なんでしょう。いやこういう事態に全く経験がないわけではなくて、以前sambaでsymbolic linkのfollowオプションがデフォルトでnoに設定変更された時にも同じように困ったわけですけれども、当然その辺の設定は当時に対応済みなのだし、やはりわけがわかりません。勘弁してよもう。

ちなみにサーバーもクライアントもUbuntu(12.04LTS)。このところ12.10絡みなのか毎日のようにアップデートがあったし、その中でネットワークファイルシステム関連のモジュールの仕様変更がなされたのかもしれませんが、もしそうだとしたら、こういう基礎的な部分の仕様変更とか軽々しくしないで欲しい、と切に思う次第なのです。アップデートをホイホイ適用するのが悪いって話かもしれませんが、それにしてもセキュリティ上必要って言うから当ててるだけなのだし、安定運用させるためのアップデートで機能不全に陥るなど本末転倒甚だしいというものです。

まああまり付き合ってもいられませんから、cifsごとすっぱり諦めて、該当するフォルダを暫定的にsshfsに移行させて復活させましたけど、どうも遅い気がするのがなんとも。計測したわけじゃないし気のせいかもしれませんが、余計な作業をさせられた事も相俟って気分はとても悪いのです。12.10も何かますます迷惑な仕様変更ばかりが盛り沢山な様子で評判悪いし、そろそろ環境の見直しも考えなきゃならないのでしょうか。ああ面倒です。いけません。