9/03/2014

[note] デジカメにバッテリー等の不具合連発

暑い最中、冷や汗をかかされてしまいました。このところ使っていなかったカメラをメンテしようとしたら、そのうちの一台、NikonのP6000で2つほどトラブルにあったのです。

トラブルのうち1つ目は、レンズカバー(レンズ前で電源ONOFFに合わせて開閉する保護用のシャッター部分)の上側の羽根が、何処かで衝撃が当たったのか外れかけていました。当然そのままでは使えません。これは分解コースかと青ざめました。が、症状の確認がてら指で少し押してやると運良く羽根が元のところにハマり、復旧。胸を撫で下ろしたのです。

がしかし、これで終わりではありませんでした。電源スイッチを押しても電源が入らないので、バッテリー切れか、いやでも満充電にして置いた筈だけど、と訝しみながら予備に入れ替えようとすると、本来ならラッチを外せば飛び出す筈のバッテリーがスロットに張り付いたかのようになって取り出せません。

これがトラブルその2です。中は見えずとも原因は幾つか想定出来るわけで、再び青ざめます。膨張か、染み出し固着か、はたまた加熱から溶けて固まったか。いずれにせよ放置は出来ません。悪い事は重なるものだ、とまた冷や汗をかきながら、二次事故を起こさないよう、工具を使って慎重に引きずり出すと、やはりというか、下図のようにバッテリーが膨張していました。
下図は正常なバッテリー(右側、互換品)と並べてみたものです。分かりづらいですけれども、中央少し上側の文字が湾曲しているのが見えるでしょうか。
バッテリーの膨張、というのは想定された中では一番軽い症状で、正直胸を撫で下ろしました。漏洩や溶融まで行くと本体が道連れになるのは無論の事、火事の危険等もありましたから。

今回膨張したバッテリーはニコンの純正品なんですけれども、さすがに経年劣化には勝てなかったという事でしょうか。製造からは5年以上経ち、当然ながら保証期間はとうの昔に過ぎてます。しかし、この手の障害は発火や爆発の危険もありますから、言えばメーカーで対応してもらえるのかも知れません。ただ、それはそれで面倒ですし、さてどうしましょうか。

ところでこのP6000、元々中古で入手したものですが、それなりに強い愛着があって、出来ればこれからも長く使い続けて行きたいと思っているのです。だからこそあまり使わなくなった今でもこうして不定期的にメンテも続けているのですが、しかし長く使い続ける程、今回のような問題が発生する可能性は高くなるんですよね。当たり前の話と言えばそうですが、やはり化学物質たるバッテリーの経年劣化に対する不安定性はどうにもネックだと痛感する次第です。あと基盤のコンデンサーとかも。しかし対策の立てようもなく、どうにもなりません。中国製は潜在的にエラー率が高い事は分かってはいますが、それ以外なんて殆ど無いも同然ですし。困ったものです。

とりあえず、予備のバッテリーを調達しないと。eBayはロストが続いたから不安ですが仕方有りません。諦めて祈るとしましょう。あと、これ以上悪い事、具体的には予備バッテリーが爆発したりしませんように、とも。

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