4/01/2011

[biz law] 放射性物質汚染の全数検査

放射性物質汚染による食料品類の出荷停止、その解除について、サンプル検査数回で非検出なら出荷停止解除とする指針が定められつつあるとの事。論外です。

食料品、水等は言うに及ばず、汚染の可能性がある対象は原則として全て検疫されるべきであって、汚染の範囲、程度すら判然としない現状、サンプル検査では全く足りません。全数検査が出来ない、というのなら、統計的に十分余裕を持った範囲で一律な封じ込めを行わなければならない筈。そうでなければ必ず容易に漏れが生じます。そして、その後は混乱と拡大の一途を辿る事になるでしょう。

仮に封じ込めを図ったとしても、不徹底や偽装による漏れは避け難い所、いわんや基準の緩和、又サンプル検査による再出荷許可のような、汚染物質を確実に流通拡散させる施策は、確実かつ広範囲に汚染、被害の拡大を招き、即座かつ大規模な流通の不全を招く事は明白、最悪の施策であると言えます。全数検査の体制構築へ、速やかな施策の転換を求めます。