取り敢えずSONYが公式でクレカの番号+有効期限がダダ漏れであった事を認めて、非公式には全情報が同様の状態、原因は悪意のある不正アクセスであったと。そして、どの情報が実際に取得されたかはソニー側にもわからない、と。
ここまで揃えばもう全部漏洩したと見るべき、被害に遭われた全世界7700万のユーザ各位におかれましてはご愁傷さまです。そしてソニー瀕死。漏洩自体は珍しくも何ともないけれど、規模はあのYAHOO!BBの件の10倍を軽く越えるし、米国が入ってて超絶金額での訴訟も予想されるしで。ユーザ周り以外にも、オンラインゲームやらの業者周りでも損失やら逸失利益やら凄そうだし、長引くようなら、というか長引くどころかハードを交換しないと回復不能な欠陥だという話もあるし、このままPSNもろともPS3死亡な感じ、下手しなくても数千億レベルの損失になりそうなわけで、SCEがそれに耐えられるかというと、その規模からして正直無理だろうと思うのですけれど、さてどうなのでしょう。破綻を避け得るとすればSONY本体が支援するしかないんでしょうけど、事業自体が終わってしまったようにも見えますし、今頃は切り捨てるかどうかとか責任の押し付け合いとかで大変な事になってるんでしょうかね。自業自得ですけど。
あと、原発事故の関係者よろしく一週間程漏洩を認めなかったのも大きなマイナス要因でしょうね。何故に皆こう自分で首を締めるような真似をするのかな。その場しのぎの保身という事なんでしょうけれど、全く以て愚かな事です。
しかしAmazonといいGoogleといい、オンラインを代表する、大規模な、信頼性は相対的に高い筈のサービスですら、こういう欠陥、トラブルが一向に無くならず、その度に甚大な被害が発生するのを見るにつけ、オンラインサービスの構造自体、その根本的な所に欠陥があるのだろうと思わざるを得ないのです。いくら便利でも、信頼出来ないものは駄目ですよ。
Sony provides PSN update, confirms a 'compromise of personal information' (updated)
ソニー個人情報7700万人流出の恐れ ハッカー攻撃か