10/16/2013

[biz law] NHK技研の主任研が架空発注詐欺

架空発注による詐取が相次ぐこの頃、今度は皆様のNHKがやりやがってくれました。

容疑者は濱崎公男、所属は放送技研テレビ方式研究部、役職は主任研究員。課長クラスですね。期間は判明しているだけで平成20年から24年、金額は24年3月に音響設備として架空発注した分だけで279万3000円、少なくともその半額程度がカメラ・PC等物品の形で還流と。

容疑者のポジションとか額とか、大体JAXAの時と同じような感じです。その横展開的な検証調査で発覚したとかそういう事なんでしょうか。名目等はこちらの方が単純で、その分浅はかさが強く知性がより足りない気もしますけれども、大差はないかと。

しかし、JAXAの時にも思った事ですけれども、詐欺なんて重罪、発覚すれば当然刑事犯として検挙され、その恵まれたポジションも失う、極めて重大なリスクが明白なわけで、その危険性の割に金額が全く釣り合ってませんし、極めて非合理的で、全く以て理解し難く思います。あと、発覚は内部通報がきっかけだそうですが、という事は正規の業務プロセス上では完全に見逃していた事になりますけれども、いくら課長クラスに実務の裁量があると言っても、数百万の経費ともなれば、事前の稟議や事後の効果検証等、それなりに組織内でのチェックが行われるものな筈、上司連は一体何をやってたんでしょう。揃いも揃って皆置物なんでしょうか。であれば無駄なので全員解雇すべきです。

NHKも一頃のバッシングがようやく収まり、契約拒否に対する強制執行認容の判決も勝ち取り、もう安定的になったのかと思っていたらこれ。私たちはやっぱり腐っています、と周囲にわざわざ喧伝するようなもので、事実そういう事なんでしょうけれども、元々現政権とは過去の経緯から対立に近い関係にあるところ、ばっさりリストラされて生まれ変わる良い機会なのかもしれない、とすら思う次第なのです。実際問題肥大化し過ぎているのは事実、本件もその弊害という事なのでしょうから。

NHK主任研究員、架空発注で懲戒免職、詐欺で告訴へ 音響の専門家

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