またかよ、な話ですけれども。
290万超の登録ユーザの氏名住所デビッドカード情報等が全漏れ。Adobeのオフィシャルはこの事態をして今日ではよくあること、とか言い訳にもならない適当なコメントを出していますけれども、当事者が言う事ではないと思うんですよね。
ユーザ情報の漏洩も酷いですけど、最も強く懸念されているのは、ColdFusionとかの製品のソースコードも漏れたところ、当然その解析に基づく攻撃が激増するだろう点ですね。エンタープライズユーザは残念ながら死亡確定です。最も影響が大きいだろうReaderはじめpdf関連製品のソース流出はまだ認められていないようですが、どうせ共通する脆弱性も山程あるんでしょうし気休めにもなりません。既に後の祭り、もうどうしようもないわけですけれども、Adobeのセキュリティ担当は切腹すべきだと思います。
しかし只でさえ業績不振を極めていたところにこれ、真面目にadobe終わったかもしれませんね。南無。買収されるとしたらどこが買うんだろう。やっぱりMicrosoft?
いい加減この手の漏洩が多すぎて、社会的にも個人的にも慣れたというか麻痺して来てる感ありありなのがまた気持ち悪いです。Adobeの態度を見ても今ひとつ危機感が感じられません。やはりペナルティが小さすぎるのがいけないんじゃないでしょうか。とはいえ本件被害者は米国中心、潜在的には法人顧客も含まれるわけで、adobeは集団訴訟とかで大変な賠償を強いられる可能性もそれなりにあるわけですから、それに期待したいところです。
Adobe Announces Security Breach