5/29/2012

[law] 吉本・梶原雄太母も生活保護詐取疑い

やっぱりか、という話で。河本準一以外にも同様の事例があるのだろうと思われていたところに、当然のように出て来たというだけの話なわけで、特に驚きがあるわけではありませんけれども。

本件の焦点は、梶原雄太が所有権登記名義人となっていたという母親住居の取扱いですが、月40万とされる高額な住宅ローンの支払い額が事実であれば、それは相当な高額賃料の見込める不動産資産であり、低賃料の住居へ転居し本物件を賃貸することでその賃料差額から優に生活保護費を超える収入が得られる見込みがある以上、生活保護法4条に定められた支給要件「その利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用する」に違反し、従って不正利得にあたる事は間違いありません。

支給が不正利得にあたる以上、当然刑法上の詐欺容疑も強く疑われます。その場合、例えば住宅の高額性を隠蔽したり、雄太の支払い能力を小さく見せかけた等、欺惘の有無が成立を左右するわけですが、いくら役所側が怠慢になりがちといっても、申請者が高級住宅に居住している事を知りながら保護費を支給するのは不自然ですから、その種の欺惘行為があった可能性が相当に高く疑われるところです。従って、本件も河本の件同様、刑事事件相当につき、速やかに検挙されるべきものと思われます。立件には面倒もあるでしょうけれど。

しかしこう、複数の所属者が同様の生活保護詐取に手を染め、かつ吉本興業の当該容疑者とほぼ一体化した対応ぶりを見ると、吉本興業の組織的な関与、すなわち詐取のノウハウ伝授を中心とした教唆等の疑いも当然に強まるわけで。手続き的には一件ずつ地道に捜査して証拠固めをしていく他ないんでしょうけれど、おそらくはキリがないし、できる限り早い段階で吉本興業自体の捜査摘発に進んで頂きたい所ですね。

キンコン梶原も母が生活保護 昨年3月から140万円

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