実に全社員の23%をカットする大胆なリストラ。もっとも、前年に買収したMotorolaの通信部門との重複部分の解消という意味合いが強いものでしょうから、同率で事業規模を縮小するというわけではないんでしょうけれども。それにしても激しい規模です。
ノキアもシーメンスも、本体の方でも大規模な人員削減を相次いで行っている所ですし、それと歩調を合わせたものと見るのが自然そうで、その意味でもさほど驚くべきものではないのかもしれません。原因は本体のリストラと同じく中国台湾等の競合他社の攻勢を受けての業績低迷ですけれども、こちらもやっぱりね、という位の話ではあります。
ネガティブな話ではありますが、少なくとも動きが迅速な点は評価出来る点ではあるでしょうし、ただ座して衰退に甘んじるばかりの日本国内のメーカーの鈍さとは対照的です。もっとも、長期的に見てどちらが良いのかは断じがたい面もあるのですけれども。
Nokia Siemens to Lay Off 17,000 Worldwide
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