2年物にて。つい2ヶ月前には30%だったのに、もはや完全に終了してしまいましたね。余程の事が無い限り、今年中にはユーロ脱退→デフォルト→IMF管理下で超リストラ、の破綻処理コースに移行する他ないものと思われます。それはそれで仕方のない話なのですけれども、問題はその際の道連れが凄いことになってしまうだろう事でありまして。債権者たるECBはじめ、SocGen等の欧州各主要銀行も地獄の底へ真っ逆さま、次いでスペイン・ポルトガル・イタリア、さらにはフランスまで道連れにしそうな勢いなのですが、さてドイツは何処まで付き合うんでしょうか。
しかし金融バブル崩壊後の流れがまんま日本と同じなんですよね。破綻した部分を清算出来ずに誤魔化してる内に底無し沼化して、結局全体が巻き込まれて転落するという。散々日本を嘲笑しておいてこの有様、ホント馬鹿馬鹿しくなります。もっとも相違点も多々あって、特に当時の日本の場合は外需や旺盛な技術革新の支えがあったわけですけれども、今回は頼みの綱のBRICSも失速中だし、イノベーションも全面的かつ急速にネタ切れして蜘蛛の糸すら見当たらない現状、さらに酷い事になるかもしれません。というわけで、本当の地獄はこれからですよー、と。
Forget What We Said About Greece Earlier...
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[過去記事 [biz] ギリシャ短期国債利率が25%突破 ]
--------------------追記
そして一日と待たずに70%突破。箍が外れた感じがたまりません。
The Greek Debt Rout Is Still On
しかし、通常時とは逆に、長期の利率より短期の利率の方が何倍も高い状態というのは興味深いところです。近々の破綻は確実だけれども、10年後には持ち直してるだろうとかそういう思惑がそれなりにあるからなんでしょうけれども、もう予測とは言えない位の確率でしょうに、よくやりますねホント。