9/15/2011

[biz] シャープGALAPAGOS販売終了

前代未聞の自虐ネーミングで一時話題となったsharpの国産タブレット・ガラパゴス、結局一年持ちませんでした。主原因は極度の販売不振で、店頭販売なしの時点でこの帰結は火を見るより明らかだったわけですけれども、一体何を考えてたんでしょう。というか何も考えてなかったのか、あるいはネーミングに合わせた大掛かりな自滅芸か。全然笑えませんでしたけれども。シャープとしてはおそらく一度や二度の失敗でこのセグメントを放棄するわけには行かないでしょうし、次がある可能性は高い筈、仕切り直しで真っ当なものが出てくる事を期待したいところです。

ただ、試行実験としての位置づけだったとしても失敗の仕方が悪すぎるとも思いますけれど。通常、失敗プロジェクトに対しては、その後処理として、失策と成功を洗い出し、修正する事で次に繋げていく事になるわけですが、本件はマーケティングも企画も開発も初手から処置なしのレベルで、修正を云々する事自体に無理があるように思われるのですよ。そもそも事業体にビジネスを立ち上げる能力が決定的に欠けているものと考えざるを得ないわけで、という事は、要するにシャープはこの種のビジネスに向いてないから諦めた方がいいって結論になってしまうのです。あと、それ以前に普通なら再起不能ですよ。恥ずかし過ぎて。

シャープ、ガラパゴスの販売終了へ 配信サービスは継続
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