5/18/2011

[biz law] 住宅金融支援機構の贈収賄、理由が

趣味のオーディオで多額の借金と聞いて、何それと驚いた次第です。収賄額に近いと考えるなら200万、常識的には収賄に手を染める程の額とは考えられないし、そもそもいくら青天井と言われるAV機器と言っても、数十万も出せば十分に高級と言えるものが手に入るのだから、犯罪を犯してまで金をつぎ込むというのめり込み方は、紛れもなく狂気でしょう。もっとも、室長ともなれば年収1000万超は間違いないだろうし、従って数百万の機器であれば普通に買えた筈、という事情も考慮すれば、単に収賄を深刻に捉えておらず、200万程度は端金と見做していただけの事なのかとも思われますけれど。何れにせよ愚かな事です。

しかし審査の基準に関する情報料だけで200万とは、衰えたとはいえ流石に不動産金融の世界は桁が違う。そんなの公然の秘密とかいうレベルの話じゃないの?って程度の情報に思われますが、それですらこれだけの価値があるのであれば、どう考えても同様の違法行為は多々起こっていると考えるべきで、捜査の拡大進展が望まれる所です。FXとか株とか先物とか、古今個人が大金を欲しがる主原因である所のギャンブルが一昔前とは比べ物にならない位広がっている事も考えれば、貰う側のニーズは増えている可能性は極めて高いし、また政治家レベルで規制が強化された分、発覚しにくい末端での便宜を求める贈賄側のニーズも増えている筈ですし。困ったものです。

住宅金融支援機構汚職:「フラット35」の扱いが背景に

------追記
借金額は1000万とか。そりゃ収賄くらいやっちゃうか。
金額指定し賄賂要求=高額オーディオで借金かさむ-収賄容疑の住宅機構幹部・警視庁