下限が約1000円、上限約4000円の二段階定額プランで、ユーザが全く使用せずともほぼ上限の4000円分の通信が勝手になされ、かつその分の利用料が課金されていた事が確認されたそうです。報道の内容が真実であれば、本プランを利用したほぼ全てのユーザが上限近い課金になっていた筈で、その不自然さにソフトバンク自身が気付いていなかった筈はなく、従って故意も認められる以上、完全に詐欺であります。
広範なユーザに被害を及ぼした筈、という事で、ソニーの件とも多分にダブりますが、本件のソフトバンクは、直截の行為主体では無かったソニーの場合と違い、未必の故意が認められる詐欺行為の主体なのだから、格段に高い悪質性、有責性が認められます。当然、行政処分で済む話ではないし、補償が申告者のみ対象かつ約1000円分の使用権だけで全く足りていないという事もあって、これで収まるわけはないでしょう。普通に考えて利用者からの民事、刑事双方での訴えがあって当然なものと思われるわけです。
しかし、先日発表された好決算、その理由はiphoneの利用拡大、という事で、予想以上の数字に驚かされましたけれど、それが本件のような詐欺によるものとは。恐れ入りました。速やかに利子を付けて全額返還の上、そのままご退場下さい。馬鹿馬鹿しい。
アイフォーン:知らぬ間に通信料 ソフトバンク行政処分