注目のルネサスは予想以上の大爆死、NECも予想を少し上回る赤字、その他電気は3Qまでの貯金で概ね逃げきり。資源株は当然問題無し、と概ね予想通りの傾向を少し拡大した感じの結果ですね。
2011年度の見通しについては、予測困難として未発表の所が多い中、あえて発表に踏み切った東芝とNECの現実感の薄い強気な予想が極めて奇異に写ります。東芝はテレビ関連の需要・価格双方の減少と原発事業崩壊の影響を甘く見過ぎだし、NECは前年度同様の具体的な根拠の無い増収予想という事で、双方とも予想と言うよりは単なる願望に過ぎないもののように見えます。極めてネガティブな外部の評価の裏返し、という事なんでしょうけれど、せめて1Q実績までは控えた方が良いと思うのですよ。予想はあくまで予想、不偏なものでなければならないのであって、その真逆である所の決意表明やプロパガンダを流す場ではないのですから。
ソフトバンクは好業績で驚きましたが、詐欺と言う事で保留。不祥事仲間のソニーも気になるところ。PSNについてはもうバックレ状態で言い訳すら出てこなくなりましたが、どう説明するつもりなんでしょうね。まだ発表は大分先ですけれど。
過去記事
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[biz law] softbankのiphone通信料詐欺