JR東に続いてまさかのドコモ。携帯利用者の位置、年齢、性別、住所を10月に企業向け外販の計画。血迷いましたか。
導入手法もJR東と同様にオプトアウト、にも関わらずその告知も個別にはせずHP上のお知らせのみだし、さらに除外の手続きも顧客側からの電話のみで専用の窓口すら設けず当然のようにパンクして繋がりもしないだとか、CRMの欠片も感じさせないその最低っぷりに眩暈がします。
いやもう馬鹿にも程があるでしょう。JR東の惨状を見て、しかもそれより個人性が強く、プライバシーとの相関も遥かに高い携帯の利用データでこの始末、頭が沸いてるとしか思えません。100人中100人が拒否するでしょうこんなの。統計処理とか関係ない、どころか返って不安を煽るだけでしょうし、実際のところ、本データを購入する企業のニーズを考えれば、他のデータと照らし合わせて個人情報を取り出そうとする所は多々あるだろうし、例えばコンビニ等の店舗での来客情報と組み合わせるとか、容易に復元出来てしまう場合があるだろう事も容易に予想がつくわけで。それでいて利用者側のメリットは皆無。あり得ません本当に。
しかし本件自体もさることながら、docomo自体についても、長年個人向けサービスを営んで来ておきながら乱心とも裏切りとも言えるだろうこの振る舞い、その実態はかような企業だったのかと、驚愕を禁じ得ません。会社自体の信用も大きく損うだろう事も明らかに思われるわけで、それが分からない筈も無いと思うんですけれども。極めて理解し難い話です。
ともかく、その辺がどうであれ、本件は社会的な影響を鑑みて流石に許容され難いところと憂慮されますので、docomoにおかれましては、早急に計画を撤回し、また厳に反省される事を望みます。
モバイル空間統計の実用化および携帯電話ネットワークの運用データ利用について
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