ツートップ導入に始まった今季の改革が半年を待たずして早くも完結。テンプレの「当社から発表したものではありません」コメントが出た時点で確定済ではありましたが、apple本社での新iphone発表イベントで、docomoが供給開始する旨正式発表がなされました。9月20日から。2year-contractで$99のプラスチック外装な廉価版も同時に投入で価格面も隙なし。
docomo版iphoneの細かい仕様は未発表につきこれまで導入の障害になっていた独自サービス類の扱いも不明ですが、ここ最近の環境を見るにおそらくはdocomo側が折れた恰好でしょうから、シンプルな元祖スマホの最新型として尚更他機種に比して高い訴求力が期待出来そうです。
遅すぎた導入にはもう今更何を言っても仕方ありませんが、これで一人負けだったdocomoのラインナップも他社とイーブンになり、競争も復活するだろうし、ユーザーとしては漏れなく喜ばしい結果ではあるでしょう。
潜在的なニーズを一々考慮するまでもなく、docomoから出るiphoneが売れるのは分かり切った話なので、やはり注目は国内競合端末メーカー各社の身の振り方でしょうか。対抗策もほぼ皆無、ビジネス向けのスマホとか、ほぼらくらくスマホそのまんまで泣けます。FとSHが一縷の望みをかけていただろうスリートップも実質的に露と消えました。来年度にはソニーを除く全社退場、すらあり得そうですけれども、さて。
NTTドコモ、「iPhone」販売を発表 20日から
ところでこの新iphone、よくよく仕様を見てみると、800~900Mhz帯にも対応してるんですね。docomo、auはほぼ整備済み、対してSBが未対応。これは無視し難い差異には違いありませんから、SBから一気に顧客が流出しそうです。しかしあまり一気に負荷が増えたりすると、docomoの回線網が耐えられるのか不安もありそうですがどうなんでしょう。この帯域が使える分余裕はある筈なんですけれども。さてさて。