行政書士が法人登記について司法書士法の無資格代理容疑で検挙、と。容疑者は伊東秀樹、容疑のかかる登記の申請件数は数百件ですか。申請自体は受理されて登記も完了していたのだから、申請自体はおそらく本人申請の形で、実質的な事務を代理していたという事なんでしょうけれども、また派手にやったものです。今回の検挙は少し前の2009年から2010年にかけての容疑によるとの事ですから、先に本登記を利用した不法在留者が検挙されて、そこから足がついたって事ですかね。だとしたら全く以て阿呆な話です。
もっとも、本容疑よりも不法就労幇助とかの方がヤバいわけですけれども、そっちの方はどれくらい関与しているのか、それなりに直接に関与しているのなら、その件数の多さ、また本件との合わせ技になる事からして、実刑は免れ難く思われる所です。しかしねえ。そこまでやるんだったら、本当に正規の手続きを踏んで会社を立ち上げてしまえば良かったのに、と思うんですけれど。何故に違法に違法を重ねる必要のある、リスクの非常に大きいそのやり方を選んだのか、どうにも腑に落ちないように思われるところです。仮に限りなくペーパーだけれども適法に会社を立ち上げたとして、その維持に最低限必要な事務も行えない程度の人たちだったのか、それとも単に容疑者が金儲けしたかっただけなのか、その両方とか。うーん。まあ、考えても仕方ないんですけどね。
架空会社使い在留資格を延長 行政書士「数百件」供述