総崩れ、とまではいかないけれど、復興特需に沸く建設関連を除いた殆どのセクターが大幅減益もしくは赤。といって、存亡の危機な所も珍しくない超マイナス材料だらけの中、これまで下期巻き返すとか寝言を言っていた面々が3Q終えて当然ながら全く達成出来ないどころか前年比大幅マイナス、軒並み白旗あげて下方修正したってだけの話だし、驚きは全くないわけですけれども。ただ、数字だけ見れば、あれだけの事があった割には健闘したと評価出来ないこともない向きもある気もします。いずれにしろ酷いんですけどね。
しかし、化粧済みの数字が多分に含まれるにも関わらずのこの惨状というのは、もう本当にどうにもならん感じで。深刻なのは電気関連、特に需要が壊滅したテレビとシェア獲得に失敗した携帯端末の周りはアセンブリはもちろん部品メーカーもろとも一気に逝ってしまいそうな勢いです。大工場の閉鎖も至る所で勢いを強めているし、日本の製造業自体に一つの時代の終わりが本当に来たのかもしれない、とも割と本気で思ったりもする次第なのですけれども、さて。