インド北部、ニューデリーに程近いHaryana州ManesarにあるSuzukiのインド子会社Suzuki Marutiの工場で再び上層部と労働者が衝突する暴動が発生し、死者1名負傷者85名の惨事となり80人が逮捕、と。
報道によれば、暴動の契機は幹部の1人と若い労働者の口論で、労働者側曰くその際に階級差別的発言があったとのこと。労働者側は手当たり次第に棒や部品を掴んで打ち据え、幹部が対応を協議していた会議室にも雪崩れ込み、同時に工場のコントロールルームや組み立てラインに火も付けたって話だから、むしろその内容でよく死人1人で済んだものだと思うほどです。
工場で生産していたのは主力のスイフトだそうで。ここ数年インドでの躍進が続いていたSuzukiですけれども、これは痛いでしょう。と言っても、昨年にも暴動があってその再発という事は改善すべきところを放置していただろうわけだし、元々労働者を安く使い潰して来た自業自得、同情する気には全くなれないのですけれどもね。企業風土的な要因も多分にあるんでしょうし、他の工場にも飛び火したりしそうなものですが、さて。
Maruti plant violence: 80 people arrested