3/23/2012

[law] 官房機密費の開示請求に容認判決

地裁レベルなのでまだ国が従うかは不明ですけれども。その主旨は、具体的な請求先等が判明するおそれの無い金額等については開示すべし、との事で極めて合理的、対象文書も具体的な判決につき、仮に上級審へ進んだとしても逆転の可能性は低いものと思われますから、時間稼ぎにしかならないだろう控訴は回避願いたいところですね。

それでなくても民主党政権は野党時代に開示を要求していた位なのですし。無論、手のひら返しのちの完全バックレが殆ど定型化し、もはや躊躇以前に恥じ入る様子のかけらすら伺えない連中にその種の筋論は全く無意味な事とは解ってはいるんですけれども。

しかし、長年に渡って各種の買収や与党内での資金流用等、不法行為への使用が公然と疑われ続けている機密費の内訳については、その公開及び検証は公益に資するものには違いないし、個人的にも極めて強い関心を禁じ得ない所の情報ですから、是非とも速やかな公開を希望する次第です。さて何が出るやら。鼠一匹な話ならいいんだけれどねえ。もっとも、本当に不法用途に用いられている場合には控訴しちゃうんでしょうけど。

官房機密費「一部開示を」 大阪地裁、初の司法判断

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やっぱり控訴しましたか。まあやましい事だらけでしょうから。防衛への支障云々とかいう理由は白々しすぎてねえ。本当に支障が出るような所はそんな金のやりとりすらしないでしょうにね。原告側も開示範囲の拡大を求めて控訴したらしいですが、是非とも頑張ってほしいものです。

官房機密費部分開示認めた判決、野田政権控訴へ