おおお。Firefox29.0で起動出来なくなってしまっていたRSSリーダーアドオンのNewsfoxがアップデートされて起動可能に。確認してみると、5/1付けで更新されてますね。作者Andrey Gromykoの素早い対応に感謝です。
ここ数日は代替としてThunderbirdのRSSフィード機能をメインに、あとfeedlyとサブPCの旧バージョンFirefox上でのNewsfoxとを併用していたわけなんですけれども、やっぱりそれぞれ短所があってストレスを感じていたわけなのです。表示が冗長だったり、逆に一切サムネイルを表示しなかったり、その割にNewsfoxに比べて随分と処理が遅いとか。既読フィードにマーキングする際のマーカーアイコンが小さくて微妙にやりづらかったり、自動削除もいまいち気が利いていないとか。特に速度、記事を移動する時にいちいち引っかかる感じなのがいけません。feedlyとかのクラウド系は仕方ないとしても、Thunderbirdはローカルアプリなのだからもっとスムーズでも良さそうなものだと思うんですけれども。とまあ、不満に思うこと頻りでした。
ともあれ、元に戻せて一安心。やれやれです。今回のFirefox29は特別にUIの変更が激しいアップデートで、これと同じような変更はそう頻繁にあるものではない筈、しばらくは安定が期待出来そうです。まあMozillaの事だから、やっぱやめた的な惨事も否定出来ないわけですけれども。組織的にも技術チームのトップがコロコロ変わって、中長期的な計画性なんて事実上ないようなものですしね。
でもユーザとしては迷惑極まりない話だし、もうこういう事は勘弁して欲しいのです。正直、29で良くなったと思う点なんて一つもないわけで、個人的には単に迷惑を被っただけの遺憾極まりない更新でした。Mozillaとしては、Firefoxのシェアはジリ貧、chromeにも抜かれて、IE対抗の筆頭というそもそものアイデンティティーの根幹から失われてしまっている現状に当然危機感を持って然るべきところだろうし、焦る気持ちは分からんでもないんですけどね。だから、デザインやスピードを追求して競争力を強化し、新規ユーザの獲得を指向する、という戦略自体は至極合理的なものだし別にいいのです。けれどもだからと言って、互換性や継承性を犠牲にして、既存ユーザを振り捨てるようでは本末転倒だと思うのですよ。
今回は同時期に偶々IEが大きな脆弱性を出して、代替ブラウザへの移行が大々的に推奨されてましたから、殆ど表面化しなかっただろうけれど、普通なら逆にシェアも下がっちゃうでしょうに、と。困ったものです。
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