12/18/2011

[biz] 富士通のArrowsで当然のように不具合多発

AUのISW11Fで。いやもう予想はしてましたけどさ。ひどいですね。売り文句のヒューマンセントリックってのも富士通の自己中とか独り善がりとかそういう意味に読めて仕方がなかったんですけれども、まさにその通りになりました。特に、通常使用で温度上昇のあげくに停止するって仕様はわざとでしょ?わざとユーザーを罠に嵌めて嗤ってるんでしょ?だって、クロックダウンとかで調整出来るところを敢えてそうせず発熱するに任せて停止する仕様にしてるんだから。それともあれかな、防水と薄型を優先してたらクロックダウンしても駄目な位廃熱が絶望的になったとかそういう事なのか。

いずれにせよ今回の件については、まさか販売前に説明があった筈もなく、隠れた瑕疵には違いないし、通常使用に致命的な支障をきたすものですから、顧客側に売買契約取り消しすなわち返品返金の請求権が発生している事例であろうかと思われます。しかし、富士通が本製品の販促で謳ったおもてなし等の売り文句に一片でも真実が含まれると主張するなら、顧客からの請求を待つのではなく自発的に対処すべきところでしょう。まあしないんでしょうけど。

あと今回のISW11Fは旧東芝ではなく富士通本体のモバの製品なんですよね。らくらくホンで培った信頼が完全に崩壊した感じで、かつてのNEC同様に数年後には見る影もなくなってそうな勢いです。いやそうなっても別に何の問題もないし、むしろその方がユーザに迷惑がなくて良いんでしょうけど。ハードとソフトをセットで作り込み、かつコストメリットも桁違いなiPhoneに対し、その真似も満足に出来ないまま+αを付加しようとしてるんだから破綻するのも当然の帰結で、最初から確定していた無残な敗北、それが現実になっただけの話です。

[過去記事 [biz] 富士通東芝製スマホT-01D、初日不具合で販売停止 ]

12/14/2011

[note] ノートPCのCPUを換装(P4500->i5 450M)

対象のPCはThinkpad L512、Celeron P4500は廉価CPUとは言えデュアルコアでもあるし致命的な不自由があったわけでもなかったんですけれども、外部モニタに接続してウィンドウを複数開いて色々やってると、もう少し反応がスムーズだといいのにな、とそこはかとなく思うようになっていたところに、同じくArrandale世代のCore i5 450Mが5000円程度で出回っているのを見つけてしまったわけで。それぐらいならいいか、と思い切ってみた次第なのです。

換装作業自体はごく簡単、背面のカバーを外して、さらにCPUクーラーユニットを外すと現れるSocket G1のネジを半回転させてロックを外してCPUを抜き取り入れ替え。再びロックしてからクーラーを取り付けるのですが、外す時にシリコングリスが剥がれてしまうので、CPUのコア部とシンク面にグリスを塗り塗りしてしかるのちに取り付けです。んでカバーも戻して完了。Windowsもすんなり起動、ドライバのインストールも自動で問題なし。あっけないもんです。


そしてベンチ。Experience Index Scoreは、CPUが4.9から6.5にUPした以外は、グラフィックスが0.2下がった代わりにゲーム用グラフィックスが0.2上がる謎の変動があった位で実質変化なし。まあそりゃそうですよね。しかしCPUだけでも効果は体感できる程で、ウィンドウの移動から何から各種処理がとてもスムーズになりました。まさに目的通りで、こう上手く行くととても気持ちが良いのです。いつもこうあって欲しいものですね。

12/12/2011

[biz law] 大王製紙の決算訂正って

日経の記事では「誤り」とされていますけれども、少なくとも倉庫用地を30年分割で売却してその間賃借する形にした件については粉飾でしょ?その正否は賃料の程度にもよるわけですけれども、こうして指導を受ける程という事はおそらく代金と相殺に近い形だったんでしょうし、であれば税金対策というか会計操作、要するに粉飾以外の理由では説明がつかないと思うんですけどね。かように故意が強く推定されるケースで、過失であるところの「誤り」というのはミスリードも甚だしいわけで、全く以て頂けません。

それでも東証は軽微につき監理指定すらしないってんだから酷い話です。100億が軽微ってどこの石油王ですかっての。まあ、すぐ後に桁違いなオリンパスの粉飾修正の処理が待っていて、市場関係者としては無理にでも救済したい筈だし、今回の件はそのためのメディアも利用しての地ならしって所なんでしょうけど。げんなりするほど姑息な話で、市場の信用云々とかが建前に過ぎないって事が嫌というほど実感出来て泣けます。しかし果たしてそう都合良く行きますかね?

大王製紙、会計処理に誤り 前期赤字181億円に修正
監査法人から指摘

12/08/2011

[law] 米銀行からの現金詐取多発、大量逮捕

米TD Bankにて、システムの不備を悪用した総額約百万ドル程度の詐取が発生して、94人が逮捕されたとか。不備の概要は、実名で開設した新規預金口座への小切手すなわち当座預金からの振込金について、振込元の口座に残高がない場合でも、即座に同人の当座預金口座へ移す事が出来る、というもので、これによって、口座が空の当座預金口座があれば新規預金口座経由でその利用枠を詐取する事が可能になった、ということですね。

当然ながら簡単に足がつくからその時点でお粗末、かつ一件あたりの被害も小切手の利用枠限度になるからさほど大きいものではないし、何より銀行でシステムを修正してしまうだろうから再発も考えにくいしで、社会的にはさほど気にする程の話ではなさそうです。一応はシステムをハックした恰好ではあるし、クレジットカードの信用枠換金等と違ってCredit ratingの低い人でも実行出来る点は目新しい、という位でしょうか。殆ど涙ぐましい努力、というか常識的にはそこまで手法を考えて実行する能力があるなら他の事に費やすべきだろうと思うわけで。あと、そもそも本件に利用出来るような当座預金口座が多数ある、と言う時点でねえ。というか金に困った人達が売ったのかとも想像されますけれど、その対価はせいぜい数百ドル程度でしょうに、そんなに追い詰められてるんですかね。

一方の銀行側にしても、100件近く発生するまで逮捕されなかった、というのは鈍すぎる気もしますけれども。似たような詐取は米国にあっては日常茶飯事だし、あまり敏感になっても仕方ないし後から取り返せばいい、とかいう感覚なのかもしれませんね。

あっちもこっちも、何とも色々と微妙な話です。

94 Indicted in Scheme Exploiting a Bank

12/07/2011

[biz] リチウムイオン電池採用EVの地雷性

折しもCOTY受賞に合わせた日産リーフの販売キャンペーンが始まって、雰囲気的にはようやく一般への普及が始まったかのように見えるリチウムイオン電池搭載車ですけれども、違和感というか、はっきり言えば見えている地雷源のようにしか見えないわけで、その要因をちょっと整理、という程ではありませんけども、つらつらと。

まず第一に、先日GMのVoltで問題になった発火・爆発等安全面の問題点ですね。ノートPCや携帯電話ですらしばしば顕在化する本現象が、比較にならない程の大容量かつ過酷な使用環境に晒される自動車で起こらない筈はないわけで、その確率はわかりませんけれども、一定の割合で危険な個体があるだろう事は間違いないんですよね。これは文字通り地雷と言えるでしょう。

第二に、耐用年数とその更新時のコストの問題があります。現状、リチウムイオン電池は、およそ500サイクルから1000サイクル、どんなに良くても2000サイクルの充放電で少なくとも数割以上の容量低下を起こす、従って、毎日一回ないし二回程度充電するとして、平均して2年から3年程度で寿命が来る筈なんですよね。この辺は携帯とかノートPCとかの場合と同じです。只でさえ余裕の無い走行距離がさらに減ってはどうにもなりませんから交換という事になるわけですけれども、その際に必要となる交換用のリチウムイオン電池、これが高い。現行リーフだと容量は24kWhと言われますけれども、それに1kWhあたりおよそ10万から20万と言われる電池の単価を乗算すると、240万~480万になってしまうわけです。しかも昨今はリチウム等の原料が高騰傾向にありますから、値上がりする事はあっても値下がりは期待出来ませんし、ランニングコストが無茶苦茶な事になる事は確実なわけで。今の所、日産は5年は交換不要とのスタンスを取っている様子で、交換の費用は検討中として公表もしていませんが、要するにそういう事実は消費者には到底受け入れられないし、メーカーの方で保証するにも負担に耐えられない事は明白だから、売るためにまとめて隠蔽している、という事なんでしょう。であればそれは明白な消費者への説明義務違反であり詐欺なわけで、地雷に思えるのも当然ですね。

第三に、ってもう蛇足な感じですけれども、充電環境及び充電時間の問題です。駐車場に電源が必要になるし、充電中に風雨に晒すわけにもいきませんから、賃貸や屋根の無い駐車場では事実上保有出来ないわけです。それをクリアして保有したとしても、EVで走行中にバッテリーが消耗して充電が必要になった場合には、急速充電が出来る場所は一部ディーラーの営業所位にしかありませんし、充電には急速充電器でも最低15分から30分、比較的安価な機種だと1時間程度が必要になってしまうんですよね。PHVならこの点に関しては致命的な問題にまではなりませんが、そもそもプラグインが無意味って話になってしまいますし。

もう十分ですかね。改めて見ても、やはり話になっていません。百害あって一利あるかどうか、な、お金持ち専用の高い玩具ってところでしょうか。無理してこんなの売ろうとする感覚がどうにも理解し難いところです。客の事、というか売った後にどうなるかとか全然考えていないんでしょうねえ。現実的に色々と整合しておらず、結局受け入れられずにコケるのは少し考えれば明らかなのに、何故か独り善がりな建前に固執して突撃した結果玉砕、というのは、特にここ10年位の日本メーカーでは残念ながらごくありふれた話ですけれども、いつまで経っても全く成長しない。失敗は成功の母、というのはもう嘘になってしまったんですかね。困ったものです。

[過去記事 [biz] 日産リーフがCOTYって意味不明 ]
[過去記事 [biz] GMが衝突後バッテリ発火のVolt買戻 ]
[過去記事 [biz] PHV車のリッター燃費表示が詐欺的 ]

12/06/2011

[biz law] 乳製品の放射能汚染発覚

よりによって放射性物質による被害が特に懸念される幼児用粉ミルク、それも最大手の明治の首都圏(埼玉)工場製とあって、そのユーザ数は膨大、範囲は広範で、まさに阿鼻叫喚というべき状況になっている、と。

大手の正規品だからと信頼して利用していたであろう人達には、ご愁傷様、と多少なりと同情します。しかし同時に軽蔑の感も禁じ得ません。そもそも公の放射性物質含有量規制値が無意味な程に高く、生乳にしろ、水にしろ、それら原料の段階で危険とされる水準を遥に超えて汚染されたものが公然と流通している以上、その加工品が同様に汚染されているのは当然の帰結であるわけで、従って当然少なくとも幼児に与えてはいけない、その事は、自ら事実たるべき情報を集め、判断する努力を多少でも行っていれば容易に認識出来た筈なのですから。

当然、その他乳製品についても全て汚染され(たものが混入し)ているものと考えるべきであるわけで、であれば、国内東側の乳製品業界全体が壊滅してしまう可能性すら高く思われる本件、改めて無根拠な楽観論によって目先の都合を優先しリスクを無視する事の愚かさ、またその帰結の悲惨さ虚しさを痛感する次第なのです。

「明治ステップ」からセシウム…無償交換へ

----------追記
その後の詳報では、今回の無償交換対象は3月下旬生産分のみとの事で、主な感染経路は乾燥時の大気と推測され、原料のうち生乳は事故前のものにつき因果関係はおそらくない、とか。これは当該ロットの危険性は低い旨広報したい意図に発せられた情報なのでしょうけれども、しかしそれならその後の分はなおさら危険なものと推測されるし、東日本の中では比較的汚染度合の低い埼玉の、しかも隔離された工場内における空気接触だけでそこまで汚染されていたという事実は極めて衝撃的に感じられるわけで、殆ど無意味に思われるところです。本件から今後敷衍されるだろう事実を想像するに憂鬱にならざるを得ませんし、今回のロットに限っても、半年以上前のものなのだし大半は既に消費済で取り返しが付かない筈なんですけれども、どう責任を取るつもりなんでしょう。

[law] 柔道金メダリスト内柴、準強姦容疑で逮捕

九州看護福祉大学女子柔道部コーチ在職時の酔って寝込んだ部員に対する性的暴行でお縄に。当然の結果、むしろ遅すぎた位です。本人は合意があった旨主張しているそうですが、容疑が準強姦の時点で合意が成立する余地があろう筈もないわけで。酔う前に合意していたなら別ですけど、その可能性はまずないでしょうから。その辺の論理的関係、またその罪の重さも、一連の発言、行動から、それが話半分としても推測される容疑者の著しく知性の欠落した頭脳ではおそらく全く理解出来ていないんでしょうし、これから先も理解しないのだろうとは虚しく想像されるところですが、いずれにせよ速やかに塀の中に入って頂きましょう。準強姦に執行猶予は付きませんしね。

内柴正人容疑者を準強姦容疑で警視庁が逮捕

12/03/2011

[biz law] Carrier IQによるスマホ個人情報盗聴

既にAppleもその導入を認め、HTC、Samsungは集団訴訟を提起されている本件、思ったより大変な広がりを見せそうで目が離せません。訴訟における賠償請求額は一件一日の盗聴につき$100、該当する端末は1億4千万台という情報もあって、これが本当なら部分的にでも原告勝訴になった日にはスマホメーカー、というかキャリアも含めて業界が全壊滅しかねない勢いと規模になりつつあるわけで。

具体的にどういう情報が収集可能なのか、それもまだ全容は明らかになっておらず、容疑の調査自体もこれから、という段階ですが、少なくともユーザが導入したアプリ、また通信先について収集する機能は備わっていたらしい、という事で、これでもう十分アウトのように見えます。

今の所Appleはじめ嫌疑をかけられている当事者は皆おしなべて「確かにCarrierIQは入れてあるけれども個人情報を収集する機能は有効にしていない」という趣旨の説明をしているようですが、仮にそうだとするとそもそもCarrier IQを入れた理由が説明出来ないわけで。すなわち、Carrier IQを入れた時点で少なくとも盗聴を行う意図があった事は間違いないし、導入自体に違法性が強い事、また露見した時にかかる嫌疑についても認識がなかった筈はなく、そこまでやっておきながら肝心の情報収集はしていない、というのはいかにも不自然で、当然ながら到底信じられるものではないんですよね。部分的にせよ使用していた事はまず間違いないものと推測されるところです。これをひっくり返すのは、一般論で言えば非常に困難でしょう。

Apple対Samsung、あるいはHTC、といったメーカー間での対立抗争が賑やかだったスマホ業界ですけれども、それどころではなくなってしまったかもしれませんね。しかし事実であれば信じがたい程の浅はかな話で、馬鹿馬鹿しい限りです。そして、この隙に日本メーカーがシェア簒奪、とはまったく思えない、どころか、実は同じ穴の狢でしたってオチを想像してしまったりするわけで、こちらは虚しい限り。いずれにしろ自業自得、コンプライアンスを無視するような輩はそれなりの報いを受けるが良いと思うし、一市民としてはせめてこれに懲りて多少なりと改善に繋がる事を願う位しかしようがないんですけれども。

Carrier IQ, HTC, And Samsung Have Been Sued Over The Smartphone Privacy Scandal
CONFIRMED: The Hidden Smartphone Software Everyone's Freaking Out About Can Track Web Pages You Visit And Apps You Download

[biz] 日産リーフがCOTYって意味不明

今年の日本カーオブザイヤー、日産のEVリーフに決定!って、控えめに言っても、出来の悪いブラックジョークにしか聞こえないんですけど。単なる業界内のやらせ買収上等な人気投票だとは言っても、いくら何でも酷すぎだと思うのですよ。

だってさ、まず一般人には売れてないし、それ以前にインフラやら諸々の売れるための基礎というか環境が皆無で将来的にも普及の兆しすら無いし、何より今年は震災からこっち電力使用量を増やすものはその内容を問わず反社会的なものとみなされる社会状況なわけでさ。一般人としては、リーフっていうか電気自動車が素晴らしいって思える要素が何処にもないんですけど。モータージャーナリストとか評論家だとか、怪しい肩書きばかりの選考委員達のさらに内輪での賞だから、一般の社会状況なんか関係ないって事?それなら発表なんかするなって話ですが、いずれにせよ選考委員には脳疾患等による各種認識・判断能力の欠如の懸念もせざるを得ない程の意味不明な決定、発表であります。病院で精密検査とか受けた方がいいんじゃないの?本当に。

それともあれでしょうか。選定結果から感じられる通り、本当に皮肉って事なんでしょうか。それなら少し面白いんですけど、どっちにしても選考委員は正常な精神状態ではないように思われる点は変わりないわけで。まさかクスリとかやってたりしない?まあ何にせよ障らぬ○○○○に祟りなし、ですかね。

[note] さようならwikipedia

wikipediaの寄付を求める広告、一週間位で終わるかと我慢していたのですけれども、逆にバリエーションが増えたりして一向に終わる気配もないので、どうしたものかと思案を始めるや否やwikipedia自体積極的に利用している機会は殆ど無い事に気づき、そうと判れば、で即blocksiteのブラックリストに入れて一切のアクセスをすっぱり絶ってしまいました。

そして、数日経って本件絡みのニュースを目にしてその事を思い出し、あらためて振り返ってみても、やはり何も問題なかったしむしろ脳の負担が若干減った気がする位なわけで。意識しない所で色々と無駄な習慣とかがあるのだなあと反省を込めて振り返る次第なのであります。情報ソースの棚卸というか整理をもっと日頃からこまめにしておくべきなんでしょうね。って当たり前か。

12/02/2011

[biz] GMが衝突後バッテリ発火のVolt買戻

NHTSAの衝突実験で、事故後にバッテリが高確率で発火炎上する事が確認されたGMの電気自動車ボルトですけれども、オーナーが望む場合にはGMが買い取る旨がアナウンスされたそうです。

リコール修理ではなく買戻というのは非常に珍しい話です。おそらくは修理する術がないって事なんでしょうけれども。事故後の処置についての標準、指針的なものは何もないらしいんですけれども、確認されたケースでは発火は事故直後ではなく数週間後に起こったって話ですから、おそらくはバッテリ内部の、従って外部からの確認が困難な障害という事で、であれば、修理するとすれば、事故を起こした場合にはその程度如何によらずバッテリおよびその周辺を丸ごと交換する、とかせざるを得ないだろうわけで、それは高コスト過ぎて無理、と。本来なら事故を起こしても壊れないバッテリに改善すべき筈な話ですけれども、そっちは技術的に無理なんでしょうね。ていうか自分の所で作ってるわけでもないですから。

一応、Voltは大丈夫、という建前は今のところ崩していないんですけれども、具体的な対策は案も含めて現状皆無で、当局から指導があれば従う、とかいう消極的な態度と併せて見れば、要するにお手上げ、事実上終わったも同然な感じですね。もっとも、そもそも累計で6000台程度しか売れてないって話だし、GMとしては何ということもないんでしょう。担当部門はお通夜状態でしょうし、色々とちぐはぐな様は見苦しいものではありますけれど。死人が出る前で良かった、という見方も出来ないでもない、ってこれは慰めにもなりませんね。

一方で、数少ない競合、実売中のEVの一つであるところの日産リーフ、あともうすぐ出るプリウスのプラグインあたりもどうなのか気になる向きも出てくるでしょうけれども、こちらはどうなんでしょうね。バッテリに一定の衝撃が加わる事による内部的な破損が原因だとすると、他車でも同様の問題が発生する可能性は非常に高い筈なところ、どちらもVolt同様大容量のリチウムイオンバッテリを積んでますから。速やかな同様の実験実施及び結果の公表が望まれるところです。さて。

G.M. Offers to Buy Back Hybrid Volts From Owners

11/30/2011

[law] 違法配信損賠訴訟で1億7千万確定

単に被告人が争わなかったために原告の請求が確定した、ってだけですが、個人相手の、それも間接的な逸失利益の損害賠償額としては稀に見る金額で吃驚です。被告はおそらく出頭もしなかったんでしょうし、これを受けて原告が強制執行したとしてもどれだけ回収出来るか怪しいものとは思われますけれども。

それはともかく、確認された配信曲数が1万8千だから、一曲あたりだと約1万ですか。そう聞くと直感的にはさほど異常でもない気もしないでもありませんけれども、本来は曲毎に異なるその価値を算出して総計する必要があるわけで。すなわち例えば、本サイトからの各曲ダウンロード数に、各ユーザが本サイトが無かった場合に正規に購入した確率を乗算した期待値を求め、その全曲について総和を取る、とかしなければいけない筈なんですよね。その算出は極めて困難、というか事実上不可能だからって、往々にして全部放り投げてエイヤってぶっちゃけ適当かつ本末転倒的に罰金的意味合いの小額が適用される可能性が高かったわけですけれども、裁判所として実際にどのような判断基準を用いるのか気になる所ではありましたから、その機会が失われたという意味では残念です。そういうある種の興味本位で見るのも不謹慎な話なんでしょうけれどね。民事ですし。

着うた違法配信、男性に1億7千万円賠償命令 東京地裁

11/27/2011

[law] 掌紋誤登録で取り逃がした殺人容疑者が再び殺人

先日の誤登録とは一応別件ですが、修正の過程で検証してみたら出てきたって話なんでしょうし、メーカーの瑕疵には違いないでしょうから、無関係とは到底言えませんね。よりによって殺人事件、しかもこのために取り逃がした容疑者がその後別の殺人で起訴されていたと。いずれも未だ容疑者の段階ではありますが、その容疑は相当に確定的な様子ですから、照合が出来ていれば防げた可能性は非常に高く、従って、誤登録を起こしたメーカー及び担当者の過失によって死亡被害者が出てしまったと言うべきもので、考え得る限り最悪のケースが現実になっていた事が明らかになってしまいました。被害者、遺族、捜査関係者の無念いかばかりか。

しかし誤登録されたデータの数、関連する事件数、また期間からすれば、本件同様の事例の存在は相当に予期されたし、まだ同様の事例が多数ある可能性も非常に高いのです。そして当然の事ですが時は戻りません。ただひたすら、無念です。

掌紋誤登録で殺人容疑者見落とし
掌紋誤登録で浮上せず 警視庁12年前の殺害事件容疑者

[過去記事 [biz] NECの過失により警察庁掌紋DB登録失敗4年10万件 ]

11/25/2011

[biz] 中国の投資用ゴーストタウンの価格が崩壊

ようやっと、ですかね。中国の異常な不動産バブル、その象徴として少し前に話題になっていた、中国はモンゴル自治区オルドスのゴーストタウンについて、ここ数ヶ月で不動産の価格がほぼ1/3と完全に崩壊したとのことで。

当地は中国としてもとんでもない田舎、ほぼ無人の土地に新築の豪邸的な家だけが立ち並ぶ様はまさに異様というべきものだったわけで、しかも崩壊前には北京の1/2位の単価になっていたというのだから、改めて見ても無茶苦茶な話でした。崩壊して当然、というかむしろ一時的にせよバブルが成立した事自体が信じ難いところです。外から見る分には、壮絶なババ抜きというか、丸ごと出来の悪い詐欺にしか見えませんでしたけれども、当事者はどういう思惑、認識で手を出していたのか、その社会的心理も実に不可解で、逆に興味が湧きますね。

本件は、普通なら上海その他の地域を含めた、長らく予期されてきたところの中国の不動産バブル崩壊の端緒と捉えるべき面が多分にあって然るべきものですけれども、そのあまりの異常さから、本件と他地域の連動性にも懐疑的にならざるを得ない程です。もっとも、地域やカテゴリによる程度の差こそあれ、規制強化に伴って不動産価格は下落傾向にあるらしいし、端緒というよりは既に緩やかな崩壊の過程にあって、本件についてはその特殊性のために急激だっただけ、という見方も出来そうですけれども。どうなんでしょうねえ。

Home Prices Crash 62.5% Since September In Chinese 'Ghost Town' Ordos

11/24/2011

[biz] 米国で缶詰から発癌性物質

キャンベル社やデルモンテ社等のメジャーなメーカーの缶詰複数から発癌性物質のBPAが検出されたという事で、これら缶詰が大量消費される感謝祭が目前という事もあってちょっとした騒ぎになっているそうで。報道された品名の抜粋は以下の通りですが、まさにthanksgiving dinner的な缶詰で、実際の健康被害リスクはその汚染の程度如何によるとはいえ当事者の範囲は非常に広く、その影響は相当なものであろうと想像されます。もっとも、いつも食べてて大丈夫だったし今更、と気にしない人も相当いるでしょうけれども。どれくらいの割合なんでしょうかね?

・Campbell's Cream of Mushroom Soup
・Campbell's Turkey Gravy
・Carnation Evaporated Milk (Nestle)
・Del Monte Fresh Cut Sweet Corn, Cream Style
・Green Giant Cut Green Beans (General Mills)
・Libby's Pumpkin (Nestle)
・Ocean Spray Jellied Cranberry Sauce

グレービーソースとか、カボチャの缶詰なんかは日本では殆ど見かけませんが、キャンベルのマッシュルーム入りクリームスープなんかは同等品が出回っている筈ですし、必ずしも人事では済まない話でなんとも。同じ製品でも当該物質が検出される場合とされない場合がまちまちだという事なので、なおさらタチの悪い話で。速やかな実態・原因究明と防止措置が望まれるところですね。

Canned Food Might Come With A Side Of Cancer This Thanksgiving