されかけとか。ご愁傷さまです。
本件は顔認証ですが、一般に黒人は生体認証では認識しづらい、というか対象の経済的な社会階層とかとも絡んで、技術のターゲットが白人中心であったのも事実で、もちろん意図したわけではないのではあるけれども、こうなるのは必然なわけですね。
もっとも、顔認証は元々白人でも精度は低いし、黒人の顔は白人より似通ってる、というのはあるにせよ、黒人でも全く区別出来ないわけでもなく、五十歩百歩の相対的な問題だから、さほど深刻ではないかもしれません。むしろ、日本の銀行とかで使われてる静脈認証では、光が透過しないからそもそも計測出来なくて、黒人には致命的に×らしい、とか聞いた事がありますが、そちらの方が将来的には厳しいかも。とか。
本件は、生物学的、物理的に難しいんだ、といくらいっても、マスの一般向けである以上は結果の所が問題になるわけで、社会的には許容されえないわけですけれども、さてどうするんですかね。まさか黒人はその機能使用不可、とかするわけにもいかんでしょうし。
担当者は大変です。多分技術自体は下請けが担当してたりするんでしょうが、責任の押し付け合いとか言い訳とかが飛び交っていて、技術責任者が頭を抱える、と。そういう様子が目に浮かぶようです。他人事ですけどね。
とりあえず明るければ大丈夫、という話にしてる所もあるみたいです。相対的な問題を、全体に影響する要素で誤魔化す、というのは生体認証では常套手段ですが、通じるかな。そもそも、顔認証では自照明が鉄則で、周囲の明るさの変化というのはむしろ環境変動要因としてマイナスに働く筈、たまたま上手くいっただけで、ボロがすぐに出そうなものです。さてさて。
Kinect has problems recognizing dark-skinned users?