12/21/2011

[biz] docomoスマホメールの誤配、対応方針の意味不明

何かよくわからない話になってますね。起こった事は大規模なメールの誤配で、その原因はドコモが発表した所によれば処理量増大によって顕在化した顧客情報管理サーバの不具合ということで、それはそうなんだろうと思うんです。ただ、であればその対策は当然当該サーバのソフト面、処理ロジックのバグ修正である筈なところ、ドコモは今後の処理能力増強、要するにサーバの増設により対処すると言っているわけで。いや、結果としてシステムが正常に動けばそれでいいのだから、違和感はあってもその方針自体は許容されるべきものでしょう。しかし、サーバの増設は言ってすぐに出来るものではありませんから、”今後”というのはまさか今日明日の話ではありえない筈です。しかるに、現在停止中の各サービスは明日22日には再開出来る見込みと言っている。

原因はシステムのバグ、対策はシステム増強で直ぐには実施困難、しかし再開は明日。全体としてみれば、やはりわけがわからないものになっているのですね。

そこを無理に読み解けば、要するにさしあたり異常になったデータ部分を修復する応急手当のみを行い、システムの欠陥自体は修正せずに再開しようとしている、といった所でしょうか。そうであれば契約数、通信量共に増える年末を控えて当然ながら再発が相当の確度で予想されるし、それは流石に社会的に許容され難いところだと思うんですけれども、討ち死に覚悟で突撃するつもりなんでしょうかね。本気で?もしそれが現実になると、只でさえiphone相手に劣勢な所に拠り所である所の信用やらが失われるわけで、いやもう相当に失われつつあるわけですけれども、いよいよ取り返しのつかない毀損が出るものと予想されるんですが、いいんでしょうか。

もっとも、そもそもこんな致命的なバグを基幹システムに放置していた時点でやる気の無さは推して知るべし、当然の帰結ではあるし致し方のない事なのかな、とも思わざるを得ないんですよね。極めて残念な事です。只の言い間違いとか、発表した副社長の誤認とかなら、ってそれはそれで別の意味で残念な話になってしまうわけですけれども。うーん。やっぱりよくわからない。困ったものです。

ドコモのスマホメール不具合、10万人影響か
サーバー故障が原因


-----------------追記
メンテ時の光ファイバー誤切断に伴う復旧時の再接続要求の容量オーバーが原因ですか。であればとりあえずは復旧出来そうな感じではありますけれども、ただそうだとしても基本システムにバグがある事には違いないし、10万程度のリクエストで発生してしまうようでは、極めてまずい状況には違いないですね。原因が分からないよりはマシですけど。しかしそもそも光ファイバを誤って切断ってどういうメンテ体制なんだか。本当かなあ。とても眉唾な感じがして仕方ないのであります。

ドコモのspモード障害、伝送路断をきっかけにユーザー管理サーバーが処理能力オーバー