ニュースが流れてますが。長崎のCELL工場、2008年に900億円で売ったのをCMOSセンサ生産用に500億で買い戻しとか。うーん。2年で半値ですか。半導体の生産設備は足が早いとは言いますけど、CELLの生産設備はさすがにまだ現役の筈だし、元々自分が売ったものをここまで買い叩くというのは、いくらなんでもひど過ぎるんではないでしょうか。
カモにされたというか、大損をする形になった東芝は、余程CELLのコケっぷりがつらかったと見えます。本件、SpursEngine単体も搭載品も、悉く全く売れてなかったわけで、元々は具体的な出口を持たないままのめりこんだ東芝に見る目が無かった自業自得、と言うのはその通りですが、おそらくはソニーの口車に乗ったという事なのでしょうし、半導体部門の方々は、地獄に落ちろ糞ニー、位は当然思っている事でしょう。
目先の金勘定だけしか見ていない、道義的には完全にアウトな感じの本件を見るにつけ、それだけソニーも形振り構ってられないヤバい状況にあるという事なんだろうなと思うわけですが。しかしそれは今回犠牲になった東芝やらも同じなわけで、全くもって同情する気にはならないのであります。ホント外道ですね。
Sony buys back Toshiba's Cell plant for 50 billion yen, makes a killing and plans a CMOS fab