10/07/2019

[note] タブレットのバッテリー交換

ご無沙汰してます、どころではないですね。一年以上ぶりの更新です。

久しぶりのネタは、先日、使用中のタブレットのうちの一台について、バッテリーが膨張して液晶が浮き上がる状態になってまして、その交換をした際の記録、という事になります。

本件、少し前(数ヶ月?)から、液晶の枠付近の色が黄色っぽくなっていまして、以前にスマホでバッテリーが膨張した際の変化と同じような、楕円形のシミのような変色も出ていたので、そのうち駄目になるんだろうな・・・と思っていたのが案の定、というわけです。膨張の原因はおそらく発熱で、本タブレットは元々性能の割に発熱があり、しかもプラスチック製の筐体で熱の籠もりやすい機種であったところ、本機でプレイしていたソシャゲのイベントがありまして、連続で長時間プレイして負荷が加わり続けたのがトドメになったものと思われます。最終的には、液晶が浮き上がって、横からLEDのバックライトの光が漏れるようになってしまっていました。

機種は、ASUS製Z380M。Zenpadの8インチ型ですね。廉価帯のモデルということで性能は低く、買い替えても1万数千円程度ではあるのですが、購入してから1年半程度で、バッテリー以外には問題もなさそうでしたし、OSもAndroidの6.0と現役、まだまだ使えるだろう、という事で修理する事にした次第なのです。

何はともあれまずは部品、という事でEbay経由で交換用のバッテリーを調達。ASUSのような大手製品は部品も入手が容易なのでこういう時は助かります。上記以前壊れたスマホは交換用部品がなく諦めたのです・・・とそれはともかく、型番は調べた限りてはC11P1510との事で、その互換品を購入しました。中国の深センの業者からの発送で、送料込み約2000円。2週間ほどで届きました。簡単な工具付です。(下図)


 一方、交換対象の方は下図。見事に膨らんでいます。カバーを開ける時、 弾け飛びそうな感じでした。カバーの明け方は省略。ネジを外して、爪を持ち上げつつパキパキと開けるだけです。なお、本体基盤の上側と下側をつなぐフレキケーブルが2本、バッテリーをまたぐ形で繋がれていたのですが、カバーを開けた際に膨張したバッテリーに引っ張られて外れてしまいました。外れたままだと動作確認も出来ないので、暫定的にバッテリーの下側を這わせています。

 

バッテリーの端子を外します。上に持ち上げてパコっと。


取り外したバッテリーユニット。おそらくはアルミ製のトレーに貼り付けられています。


バッテリーをトレーから剥がします。この時、粘着テープはかなり強力なものが使われているため剥がすのに苦労しますが、雑に扱ってバッテリーを損傷して発火したりしてはいけませんので、慎重に、ヘラ等を少しずつ粘着テープ部にコジ入れるようにして剥がすとよいでしょう。ちなみに私は、交換用バッテリーに付属してきたプラスチック製のピックを使いました。なお粘着テープは左右に二本取り付けられています。


交換用バッテリーと並べてみると、元が同じとはとても思えませんね。


トレーに交換用バッテリーを貼り付けます。なお、調達したのはC11P1510なのですが、取り外したバッテリーの型番はC11P1505で若干異なっていました。電圧・容量、サイズは同じなのですが、端子の位置が若干ズレています。交換品は少し外側に端子があるため、トレーに乗せる際に基盤端子に近づくように寄せて貼らないと、端子が届かなくなるので注意。下図で言うと左上ですね。寄せれば届きます。




フレキケーブルを元の通りに繋いで完了。フレキケーブルは端子後側のツメを上げ下げして噛み込むタイプですが、このタイプの例に漏れず華奢なので丁寧に。





ここで一旦動作確認。問題なく起動します。


安心したところで、カバーを閉じて、ネジ類を締めます。




無事修理完了、というわけで、今回はこれでおしまい。やれやれです。