またですか。TeslaのEVセダンModel Sが先月に続いて通算3度目の炎上だそうです。今度は米Tennessee州Smyrnaにて。事故の詳細は不明ですが、ここは日産のリーフ工場が近くにありますから、その絡みで日産がベンチマークの耐久試験でもやってたのかなとか想像も沸きます。と言って、仮にそうだとしても、炎上までしてはEV自体の信用が落ちてリーフまで売れなくなってしまうでしょうから、本件を故意に起こした可能性は無いのでしょうけれども。
ともかく。ちょっと多すぎです。この6週間で3件。年に換算すると24件のペースですが、累計販売台数が2万弱という母数からすれば年間の発生率は0.12%程度、およそ千台に一台が炎上するという事になるわけで。
これは酷い数字です。日本国内の車両火災発生率が大体0.01%程度である事と比較すれば当然に、また米国の過酷な道路環境を考慮しても、有意に高いものと言わざるを得ません。今の所Teslaは設計に問題はないとの立場を取り、その場しのぎの正当化を図るコメントを出すだけのお粗末な対応に終始していますが、早急にその態度を改め、対策を講じなければならないところでしょう。いや本当に。事業を続けるつもりがあるなら、到底放置出来ない頻度なのですから。
UPDATE 5-Tesla reports third fire involving Model S electric car
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