4/25/2015

[note] ubuntu15.04、ほぼ無意味な感じの新版

がリリースされました。コードネームはVivid Vervet、ハツラツとしたオナガザルさんです。相変わらず意味不明で適当極まりないコードネームよろしくというか、このところのアップグレードは少なくとも非Unityユーザとしてdesktopで使う分には殆ど変化もなく、実質的に無意味になっていると思うんですが、一応。

Release Noteをざっと読んでも新カーネルでは高負荷時のinodeロック処理が改善されただとか内部的なものにつき、ユーザ的には実質変更なし。個人的には以前から挙動が安定せず色々苦労させたられた所のgtk-window-decoratorに大分手が入ったらしいのは有り難いような、今更なような。何にせよ、これでは互換性の問題も殆ど起こり得ないだろう、という事でさっさと適用する事にしました。

今回は新規なしアップグレードのみ3台分です。全て14.10から。普通にupdate-managerからアップグレードを選択して実行、時々設定に手を入れたものの更新可否を聞かれるのに答えつつ数十分、特に問題なく全て完了。一通り使ってみても殆ど変化も問題もなし。スムーズに移行できた事を有り難いと思うべきか、逆にこの程度の変更でそれだけの手間を取らされた事を遺憾に思うべきか、少し迷うところです。

一応、全く同じだったというわけでもないんですが。gtk周りに若干手が入っているのは本当らしく、自前のプログラムでdecoratorのオンオフ切り替えとウィンドウの変形や移動を組み合わせた時の挙動が安定したような気もします。しかしその一方で、従来は有効だったメッセージ処理が無効になっているらしく本来なら動作するところが無反応になった事もありました。それじゃ駄目じゃん、と言っても簡単に修正出来るものだったんですけれども、これはむしろそんな微妙な影響を受けるような使い方するなって話なんでしょうか。しかしそうだとしても、そもそもgtkとかその辺のライブラリの実装というか挙動とかってあまり厳密に定義されてないし、実際のところ使う側で試行錯誤して使いこなすしかないのが現状なのにどうしろって話なんですけれども。うーん。なんとも微妙。

ともあれ。予想通り殆ど問題もなく、さりとて良くなったと感じられる点もなく。やっぱりほぼ無意味になっているというかアップグレードと言えるのか疑問だし、それでもそれなりにちゃんと使おうとするなら毎度検証とか色々手間がかかって無駄も多かろうし、もう半年サイクルとかやめた方がいいんじゃ?と、意義を疑わざるを得ない更新でした。今に始まった話じゃないですけど。というわけでおしまい。

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