8/16/2013

[PC] インクの検出異常を起こしたプリンタを修理

夏休みのプチ修理その2。古いプリンタ。といっても単なるインク切れエラーなんですけれども。機種はEPSON製PM-860PT。古いですね。それで何が問題かと言うと、所有者曰く、下図のようなカラーカートリッジの交換を促す表示が出て、指示の通り交換をしても同じエラーが出る、というのです。受け取って試しにいじってみると確かに再現するのです。


分解して基盤や配線等を確認しても特に問題は見られず、本体側の設定異常を疑ってリセッターソフトのSSCで色々いじってみても改善せず。ファームウェアの更新をしようにもそのコマンドはこのエラーが出ている状態だと設定メニューにアクセス出来ずそれも不可。これは詰んだかと半ば諦めたところで、カートリッジが2個ともリサイクル品な事に気づき、カウンタ異常の可能性を考慮して、駄目元でカートリッジのICチップリセットをやってみたところこれが効いたんですね。 下図がそれに用いたダイソーの税込105円リセッター。安いのはいいことです。
 
 

リセッターのピンをカートリッジのICチップに当てると上部のランプが赤く点灯して書き込み開始。これが数秒で緑色に変化すれば完了。


リセット後のカートリッジをセットすると、正常に認識してインクの充填処理が始まります。

そして程なく完了。

同様の処理をもう一個のカートリッジにも適用し、同じく成功。しかしまさかカートリッジ側とは。2個同時にカウンタ異常になる可能性は極めて低い筈なのですが、可能性を低く見積り過ぎてしまったのが敗因でした。こんなことってあるんですね。反省です。あと、どうせ古いものだし買い換えた方が、とか修理作業そのものに不誠実な態度で望んだ事も否定できません。そちらも反省しきりなのです。ともあれ成功のうちに完了した事には一安心です。というわけでおしまい。