2/20/2013

[note] 取外し済カーナビからディスク救出

先日、近しい人の調子が悪くなった古い2DINカーナビの交換を依頼されて、それ自体は成功したんですけれども、その際に急いでたものでうっかり元のユニットをCDが入ったまま取り外してしまったのです。そうと気付いた時にはもう新しい方のユニットをあらかた取り付け終えてしまっていたのでその為だけに戻す気にもなれず、一旦持ち帰ってしばらく放置してたんですが、人様の物だし忘れないうちに、とおもむろに救出作業開始。

要するに12V電源を繋げばそれだけでいいわけです。ただ、そのためだけにACアダプタ等をバラすのも手間だしもったいない、としばし思案していたところ、丁度先日サーバで交換した後のPC用ATX電源ユニットが目に入ったのでそれから取り出すことに。下図のように電源側黄色の12V+端子とカーナビ側の電源及びアクセサリ端子(本機の場合はそれぞれ赤と黄色)、COMの黒同士、あと電源のスイッチ端子であるところの緑とCOMをそれぞれ繋いで準備完了。
半田線が太さ的に丁度良かったので適当に切って端子に差し込み、カーナビ側のキボシ等とはテープでまとめるだけの超手抜き工事。良い子は真似しちゃいけません。
しかしそんないい加減にでも繋がれば問題ないし、と電源のスイッチオンですんなり起動。
 CDも無事救出出来ました。やれやれです。

2/11/2013

[note] 中型・高解像度モニタの製品化を切望

いい加減待ちくたびれました。WQXGA以上かつ20型位の作業用に丁度いいサイズのモニタが欲しくてずっと製品化を待ってるんですが一向に出ません。メーカーから発表されるパネルもノート用とかばかり。んでiPadとかNexus10とか、端末ならずっと前から4kレベルのが色々あるのに、モニタだと事実上27型のwqhdか30型のwqxgaといずれも多くの環境で大きすぎて不適な2択しかなく、しかも解像度は同等かそれ以下なこの現状、甚だ遺憾に思います。

普通に考えたらiPad等の高解像度デバイス用ソフトの開発環境にはデバイスのそれを余裕を持って超える解像度のモニタが用いられてしかるべきだし、そういう当然の部分をさておいても需要は相当に、少なくとも従来のモニタ市場でのハイエンドに対する分位の需要がある事に疑いの余地はないし、元々それなりのプレミアム価格も許容される市場だしで、製品化にあたって特段の障害も無い筈なんですが、そういう話はカケラも聞こえてこないんですよね。高解像度パネルのメーカーは端末用の製造で忙しいから、それに比較するとニッチなモニタ製品向けなんて目もくれない、って事なんでしょうか。だとしたらとても残念です。もっともS社なんかはパネル工場の稼働率が上がらなくて虫の息というのも周知の事実ですから、また別の理由があるのかもしれませんけど。

いずれにせよ、技術的にも需要的にも何の問題もないのだから、メーカー各位におかれましては一刻も早く目を覚まし、速やかにwqxgaもしくは4k相当以上の高解像度中型モニタを発売されん事を願ってやみません。頼みますよ本当に。

[law] 警察という無法の犯罪組織

ありがちかつ眠いタイトル、テーマで失礼。冤罪事件の発端になった、掲示板書き込みによる威力業務妨害の容疑者が逮捕された件ですけれども。

警察、メディアともにあっという間に完全な犯人扱いの袋叩きで愕然としました。犯行声明の媒体となった野良猫への接触は事実のようですし、前科がある点と合わせて、容疑者として嫌疑をかけられる、それはまあ自然だと思うんですけれどもね。しかし報道の内容を見る限り、それ以上の事実はない、すなわち容疑たる遠隔操作による当該掲示板書き込み行為についての直接的な証拠はおろか、間接的な状況証拠すら明確にあるわけではないようですし、かかる現況におけるこの扱いはいくら何でも酷すぎるように思われるのです。

容疑の数少ない根拠であるところの猫につけられた犯行声明メモリにしても、確認されたのは容疑者が猫に近づいていた事だけで、その取り付けが容疑者によってなされた事実の証拠は示されていないし、そもそもそのメモリの原所有者が書き込みの実行犯である事の根拠とされる、メモリ内に保存されていた遠隔書き込み操作ソフトからして、それ自体はソースを含めて誰にでも入手も使用も可能なのだから、当該容疑すなわち書き込み行為を容疑者が行った事実の証拠にはなり得ないわけで。

要するに現段階では疑わしい程度の容疑者に過ぎず、今警察が血眼になって調べてるだろう押収PCやらから当該書き込みの通信ログが出てこなければ、多分に証拠不十分につき不起訴、すなわち冤罪に終わってしまう可能性が相等にある段階と考えるべきでしょう。容疑者というより参考人として取扱う方が妥当に見えるくらいです。

しかるに、警察もメディアも共にもはや現行犯と同等の確定扱い、逮捕連行時の写真やプライベートな各種個人情報を大々的に喧伝する有様で、冤罪を作り出した当事者としての反省はかけらも伺えず、正気を疑わざるを得ません。大体、本件において最も重大な犯罪は冤罪すなわち警察による無実の一般市民に対する誤認逮捕並びに自白強制であって、公益と人権侵害のいずれにおいてもその罪の重さは威力業務妨害など比較にならないわけで。しかし当該犯罪に関わった警察、検察の各担当者は司法による裁きどころか氏名の公表すらなされていない。一方で本容疑者に対する現段階でのかような扱い、控えめに言っても甚だ不当であり、法の正義に反するものと言わざるを得ません。仮に本件の容疑者が結果として真実の犯人であったとしても、そのようなあり方は、確実にこれからも少なからぬ冤罪を作り続けるだろう事が容易に予想されるのです。

本件の本質は、犯罪そのものではなく、これまで警察が冤罪の常習犯であり、しかもそれが発覚しても罪に問われない無法組織である事実、そしてこれからもおそらくはそうあり続けるだろう暗鬱たる現実、それを晒している点にあるように思うのです。自浄など望むべくもないし、改善には独立の外部機関による強制が必須でしょう。警察・検察の監視摘発を専門に担う国会直属の組織とか。

----追記
本件容疑については勾留期限が来て処分保留となり、式的には一旦釈放。結局、本件については不当逮捕であって冤罪の可能性が限りなく高い状況に至ってしまいました。しかしその非を認めるどころか別容疑で再逮捕し引き続き勾留する始末。もう処置なしな事は分かってはいましたけれどもね。近いうち、多分に再逮捕の勾留期限になる月末位には、大方の予想される通りにその報いを受ける事になるでしょうが、無残なものです。

1/30/2013

[law] 暴行傷害は刑法犯なのに

何故に擁護する人がこんなに沢山いるんでしょう。体罰の話です。大方の場合、体罰は育成が目的で被害者にも利益があるために正当化される、という論理でそうしているんだろうわけですけれども、法的には判例を一々挙げるのも馬鹿馬鹿しいほど論外な話、法治国家の国民のそれとは到底信じ難い惨状と言わざるを得ません。

それだけ当たり前に重大な犯罪行為が広く行われ続けて来て、今以て続いているという現状を反映してもいるんでしょうが・・・。殊に指導者による被指導者への暴行は、本来被指導者の保護の為に与えられた筈のその絶対的な地位を乱用した、ほとんど自衛すら許されない環境での弱者に対する一方的なものであって、同種の行為の中でもとりわけ極めて悪質な部類に入るものなわけなんですが、擁護する人たちにはそういう認識すら希薄というか殆ど無く思われるのがまた絶望感を掻き立てます。愛の鞭ならだとか、違法行為、というか刑法犯を容認助長する言説に他ならないわけですけれども、その自覚すらないようにしか見えません。

今回はそこそこ司法への告発もなされているようで、それは今後の改善を促すものとして歓迎すべきところですが、全体として見れば、本来なら当該行為が為された時点ですべからく刑法犯として摘発されなければならないのに、大半が個々の組織の内部処分に止まっている現状は受け入れ難いところです。あまりに多すぎて検挙と言っても司法の手が回りきらない面はあるんでしょうが、だからと言って暴行傷害は重罪であって容認など論外、全ての被害者は告発すべきだし、経緯を問わず認識された犯罪者は全て検挙し、司法の裁きを受けさせなければなりません。それら社会組織として本来あるべき自浄作用が、遍く漏らさず働く事を願う次第です。

12/16/2012

[note] Shooting paradise America

Tragedy? It may be a bad joke. You all must know it's mere consequence of their social structure. Same sort of shootings happened too many times, but they refused to change laws, on their own will. So, yesterday's shooting was the very nature of things. Not even surprise.

They may be in grief, but refuse to change again. Surely it's their rights. They have rights not to change. They choose to stay in the world of easy gunfight. So, such shooting must repeat again and again in the future. Freedom to kill, forever.

They can't blame others. It's their business, not others. Enjoy your own way, great USA.

12/03/2012

[note] ubuntu12.10お試し導入

Quantal Quetzal、量子的なカザリキヌバネドリさん。うーん。もはや全く意味不明なお名前のUbuntu最新版です。12.04LTSと比較して特段魅力のある点がなかったのでしばらく放置してたんですが、テスト位はしておくかという事でサプの一台だけアップグレードしてみたわけです。普通にupdate-managerからアップデート適用で。ちなみに32bit版です。

結果としてはすんなり成功。Unityの代わりに使っていたgnome-classicを入れ直す必要もなし。毎度アップデートの際に復活する邪魔な上下のパネルはこれまで同様/usr/share/gnome-session/sessions下のgnome-classic.session及びgnome-fallback.sessionの編集で消去。Launchyもそのまま使えますし、バージョンUPの影響自体殆ど感じられずで、喜ぶべきなのか無意味だったと嘆くべきなのかもよくわかりません。

一応万事つつがなく、というわけではなかったんですけれども。Unityパネルの代わりとして入れていたavant-window-navigatorが何故か使用不可になったんですね。アップデート中に強制削除で後からのインストールも不可。ビルドから手動でやればいいのかもしれませんが、それはさておき。元々起動関連の操作は殆どLaunchyで済ましてますから、実際のところそれ自体はさほど大きな問題でもないんですが、他に別段良くなった点がなかったためにマイナス点だけが残った格好で、どうにも損をした気分にさせられてしまったのは頂けません。百害、とも言えませんが、さりとて一利もなし。

ということで、いつもなら次はLooxU、と進むところなんですが、そちらは手持ちの時とか割とawnを使う事もあるのでそれがなくなるのは明らかにマイナスだし、一方メリットは何もないので適用見送り決定。サーバも。ということで非常につまらない結果に終わった今回のアップデートでした。

どうにもねえ。開発チームはあまりやることがないのか、お世辞にも評判がよろしくなく、改善も見られないUnityとその上のランチャ回りの拡張に何故か無駄にフォーカスを強めてる感があって、結構はっきりと不安を覚えます。元々ユーザが離れ気味なのに加えて今回は2D廃止3D強制でロースペックPCユーザ丸ごと切り捨てとかいう話でもあるし、どうにも雲行きがよろしくないですね。私はそもそも初手からUnity自体使わないので関係のない話だし、現状に致命的な問題があるわけでもないので別にいいんですけれども、Ubuntuプロジェクト自体が自滅してサポート打ち切り、とかそういう無責任な事にならないよう願いたいところです。

12/02/2012

[biz] インフラの安全に関する瑕疵、その遍在に

中央道笹子トンネルの崩落事故についてですが・・・。とても驚かされました。何にって、事故自体もそうですが、それ以上に、直前に実施されていたという検査の方法が目視だった、という話にです。

当然ながら目視では表面のみ、それも大まかな状態しかわからないわけですが、高速道路のような内部構造の比率が圧倒的に高い対象に対してのそれは、そもそも検査とは言えないでしょう。5年に一回という検査間隔の長さにも驚愕させられましたが、逆にそのような間隔で実施される、要であるはずの検査ですら目視のみというのでは、もはやそれは何もせず放置していたに等しいものと言わざるを得ません。

従って、本件による被害の責は、完全にNEXCO中日本の保全・保安義務懈怠に帰せられるのであって、当然に経営陣が業務上過失傷害致死に問われるべき事案であろうかと思われるところです。

しかしそういう法的な責任の問題はさして重要な話とも言えないでしょう。それよりも、本件によって明かになった事実すなわち、想像するのも苦痛ですが、一般の高速道路の保安、その前提たる検査基準が本件トンネルのそれに準ずるものであるだろうところ、全国のトンネル、また橋脚等も含めた殆どの構造物の検査状況も同様、従って未検査同然で放置されている劣化箇所がそれこそ山のようにあって、いつ何処が崩壊してもおかしくない状況だろう事が明らかになったわけで、その事実の方が遥に深刻と言うべきでしょう。このような状況が、命が失われる惨事に至るまで放置され続けた事自体、極めて残念な話です。

この二年、原発事故を巡って曝け出され、今以て利害関係者がその隠蔽に汲々としているところの、国内インフラの安全における体制・基準・運用の各々に渡る重大な瑕疵、それは道路においても同じであった、とそのように見てみれば、それはむしろ国内の公的事業体に共通する体質の帰結として当然の話ではあるんでしょう。これから泥縄的に全道路に対する非破壊・破壊両方による内部構造の検査確認および補修工事を行う事になるんでしょうけれども、原発のそれと違い、取り返しがつかない性質の話ではないだろう点だけが救いでしょうか。といって失われた命はその例外なのだし、救いというのも躊躇われますが。

11/28/2012

[biz law] プラズマクラスタ性能虚偽でシャープに排除命令

ようやく公のダメ出しが入りました。遅いですよ。容疑は景品表示法の虚偽表示による優良誤認で、そこに疑義の余地はないでしょう。統計的な性能実証が全くなされないまま、深刻なネタ切れに陥っていた国内各メーカー、それも代表的な大企業がこぞって夢のような効果があるものと喧伝し、多くの消費者を誤認させ割高な製品を購入させた、目を覆うばかりの技術詐欺事件にようやく歯止めがかけられた、という事で、諸手をあげて歓迎したいと思います。

当然ながら本件はシャープ一社の責に止まる話ではありませんので、片っ端から検挙のち十分な額の懲罰金を課して頂き、同様の似非技術詐欺発生の防止を図って頂きたく思うところです。もっとも本件は、パナソニックのナノイーしかり、マイナスイオンに端を発してそれこそ家電系のメーカーは多かれ少なかれ殆どが同様に手を染めているわけで、消費者庁だけでは到底手が回らない規模ではあろうかと思います。それでも、そうしてるうちに各社個別に消費者側から詐欺で損害賠償請求がなされる流れになるでしょうから、それまでは、という事で。各社は存分にその報いを受けるといいと思います。やれやれ。

シャープ掃除機に“表示性能ない”

11/22/2012

[pol] 維新の本末転倒な空洞化ぶりに絶望

もう目も当てられません。制度疲労の極みに至った自民党政権、その刷新を期待されながら前代未聞空前絶後の規模で完全に裏切り憎悪の的となった挙句自壊した民主党政権。二代続けて裏切られ、それでも再起を求める人々の期待を集めつつあった新勢力、その中核を担う維新の会ですが、選挙直前の今になって、目的も自身も完全に見失い完全にハリボテと化してしまった、ように見える惨状で、極めて残念です。

離合集散は政界の常だし、合併して代表が交代したから即失望ってわけでは必ずしもないんでしょうが、そうするなら少なくとも半年位、せめて三カ月程度は前にやっておくべきでした。その前後で主義主張、各種政策等中身の融和を図っていたならばまだしも、これまで好き勝手相反する内容の主張を繰り返しておきながら、そこでなされた各論的というか具体的な主張は全てささいな事だから切り捨てる、というのでは、これまでの活動が全て無に期すわけで、まさに個別の主張に共感し支持してきた人々を真逆に裏切るものであって、少なからぬ、おそらくは大半の支持者に深刻な不信と失望を感じさせたであろう事は想像に難くありません。

今回の選挙での主要な争点、すなわちエネルギー、国家安全保障、福祉、国営事業、財政等、それぞれ国民を二分三分する先鋭な対立のある問題に対し、その多くで反対の立場から悉く急峻的な主張を繰り返し、各々の主導的な立場でさえあった彼らが、この時期になって突如手を取り合い、新しい未来を、等と笑顔を見せたところで、全く具体性がなく、現実味もなく、ただ空しいものにしかなりえない、それはむしろ当然の帰結というべきでしょう。その上さらに元民主党、元自民党の残党、本来なら旧政権の一員として審判を受けるべき面々が臆面もなく合流し続ける姿、本来の目的たる国家運営に必要な組織構築を全て放棄し、権力の奪取だけを目的として、ハリボテの上にハリボテを重ねるような人集めに奔走する本末転倒な有様を見るにつけ、もはや政党としての体すら成していないものと思わざるを得ません。それでも、ある程度は個人の人気で支持もされるんでしょうけれど、それはおそらく前回の民主党にすら劣る、控えめに言っても無意味なものでしょうに。

本来、国民の希望するところは、広く国民に進むべき道を提示してその選択を促し、示される意志を反映し、代行する事で継続的に支持を受けて国家を機能させうる政府の実現であり、その責を担うに足る可能性を十分に持った代表者を見出す事だっただろうと思うのです。しかし、その候補となる筈だった維新が、その審判に望む以前に曝け出した惨状を見るにつけ、そのような希望を持つ事自体が非現実的だったのかと、深い絶望を抱かざるを得ないのです。

とはいえ、どんなに先行きが絶望的でも、国家運営は続けなければならないし、代表は選ばねばならず、そして民主主義国家の各市民としてはその選抜を行う義務があります。どの候補、どの陣営を支持するのか、あるいは支持しないのか、嫌でも決めなければなりません。例え全員に失望していようとも。まあ、身も蓋もなく言ってしまえば、結果としては消去法的に自民党政権、すなわち各方面でジリ貧な状況に戻る事になるんでしょうけれど。発展は到底期待出来ませんが、前政権の崖から落ちるような状況に比べれば、、、絶望よりは憂鬱な方がまし、ですか。

[note] cifs経由のsymbolic linkが突然stat不可に

なってしまいまして。これを前提に組んでいたプログラムが軒並みマウント先のsymbolic linkを辿れなくなって困りました。もう何年も運用してきたのに何故なんでしょう。いやこういう事態に全く経験がないわけではなくて、以前sambaでsymbolic linkのfollowオプションがデフォルトでnoに設定変更された時にも同じように困ったわけですけれども、当然その辺の設定は当時に対応済みなのだし、やはりわけがわかりません。勘弁してよもう。

ちなみにサーバーもクライアントもUbuntu(12.04LTS)。このところ12.10絡みなのか毎日のようにアップデートがあったし、その中でネットワークファイルシステム関連のモジュールの仕様変更がなされたのかもしれませんが、もしそうだとしたら、こういう基礎的な部分の仕様変更とか軽々しくしないで欲しい、と切に思う次第なのです。アップデートをホイホイ適用するのが悪いって話かもしれませんが、それにしてもセキュリティ上必要って言うから当ててるだけなのだし、安定運用させるためのアップデートで機能不全に陥るなど本末転倒甚だしいというものです。

まああまり付き合ってもいられませんから、cifsごとすっぱり諦めて、該当するフォルダを暫定的にsshfsに移行させて復活させましたけど、どうも遅い気がするのがなんとも。計測したわけじゃないし気のせいかもしれませんが、余計な作業をさせられた事も相俟って気分はとても悪いのです。12.10も何かますます迷惑な仕様変更ばかりが盛り沢山な様子で評判悪いし、そろそろ環境の見直しも考えなきゃならないのでしょうか。ああ面倒です。いけません。

10/30/2012

[note] 裁断機の刃こぼれ修復

書籍の電子化をするようになって早3年、スキャン前のバラしには定番の裁断機PK-513を使用していたのですが、千を優に越える酷使の結果、刃こぼれが深刻化して使用に耐えない状態に至ってしまいました。しかし使えないのは困ります。選択肢は3つ。買い換えるか、刃を交換するか、研ぐか。本体は言うに及ばず、交換用の替刃も割高に思われた事と、今後同様の状態になった場合の事も考慮して、刃研ぎに挑戦と相成ったわけです。

まずはバラします。その手順は簡単、まずカバーを外し、次に刃部とガワの間に張られている両側のスプリングを、それぞれレバーを回して緩めておいてから外します。あとこの時ついでに中央部のカッティング線用ライトのユニットも外しておきます。しかるのちにハンドル+刃部の両側のボルトを外して基盤部から分離。この時、カッティング線用ライトのコードにテンションがかからないように注意。そして、下側から刃ユニットを抜き出します。刃はガイドにボルトで留められているのでこれも外しますが、このボルト部は可動部につきグリスが塗られているのでここも注意。これで目的の刃が取り出せます。(下図)


さて、取り出した刃は下図の通り両側とも激しく欠けています。これは酷い。そりゃ切れなくもなるというものです。


これを研磨して直すわけです。研磨には小型の、水研ぎの出来るタイプの刃物研磨用電動グラインダを使用しました。見ての通り刃こぼれが非常に激しいので、まず粗砥石で大きな凹凸が無くなる所まで大きく全体を削り、次いで中位の砥石に交換して鋭利に、と段階を踏む必要があります。あとは根気。ひたすら丁寧に・・・とわかってはいたのですが、ここまで大きく欠けた刃の切断面をフラットかつシャープに、それも人手で研ぎ直すのは、やはり非常に大変でした。長さも厚みも結構ありますから、全体を一気に削るわけにもいかず、部分毎に削っては当て木等で偏りや鋭さの確認、の繰り返し。もういいかな、と思って組み直して試し切りしてみると切れない所がちょいちょい残ったりするわけで、途中で挫けそうにもなって。それでも根気強く研磨し続け、何とかそれなりに切れる状態にまで持っていけた結果が下図。


削った跡が激しく残っていて見た目はよくないのですが、刃の偏り等は十分に小さく、また鋭さもそれなりに出来たようで、下図のように薄い紙もスパッと切れます。


正直安堵。苦労した甲斐があったというものです。めでたし。しかし専門の刃物屋さんなら数千円で、それも比較にならない位に綺麗に仕上げてくれるんでしょうから、素直にそちらに依頼した方が良い話なのかもしれませんね。まあ折角やり方を覚えたんだから、次の機会、といってもだいぶ先の話になるでしょうけれども、その時にはもうすこし上手くやるとしましょう。というわけで今回はこれでおしまい。

10/20/2012

[biz] ネットオフ顧客情報漏洩

旧eブックオフの頃からちょくちょく利用させて頂いていた、中古書籍等の通販サービス大手のnetoff、今日の午前に何気なく本を探しにアクセスしてみたらサービス停止のお知らせが表示されまして。えー、と思って確認してみたら、でこの程遂に不正アクセスによる顧客情報流出が発生したとの事。現在(10/20AM)時点で全サービスが停止中、とそれは当然でいいんですが、情報が全然出てこないのでとても不安です。

一部には、漏洩の対象は携帯サイト経由でクレジット取引を行った顧客との情報もあって、であれば私個人は一般のPC向けサイト経由につき範囲外でセーフなわけですが、今の時点でそれを信じるわけにもいきません。アクセスされたサーバ上の情報はクレジットカードの番号とセキュリティコードも含むんだそうで、これはJCB等で告知が出てるので確定なんでしょうが、毎度の事とはいえ後始末が面倒でやはり困りますね。補償はあるのかな。単体では体力的に無理でしょうけど、親会社のC.C.Cとかブックオフ-DNPあたりに泣きつけばある程度はあるかも。といってもまずは漏洩範囲を早急に確定して広報して頂きたいところです。

「ネットオフ」で個人情報流出か

続報では、被害が確認されているのは携帯経由のケースのみとの事で。ご愁傷様です。しかし問題の不正アクセスの期間は殆ど年単位で、発覚の経緯も実際のクレカの不正使用に関する顧客並びに信販会社からの問い合わせだっていうのだから恐ろしい。管理責任は非常に重いし、これは致命傷になっても不思議はない感じですね。

8/31/2012

[note] Harvardで100人超の不正レポート発覚

その規模は少なくとも学部生100人以上、おそらく250人程度と前代未聞。具体的な容疑は類似のレポートが大量に見つかったという事だそうで。またベタな。。。正確には、'end-of-year take-home exams during the summer'だから、単なるレポートではなく、日本で言う所の期末試験の答案って事ですが、進学卒業が困難と言われる米大学における進学判定の、まさにその関門ってわけですね。学位の正当性を崩壊させる類の重大な不正である事に疑いの余地はなく、しかも米のみならず世界一の権威とも言われるHarvardのそれでのとあっては洒落になりません。

大学側で事実が認定されれば当該行為を行った学生は一年間の停学処分になる、との事だそうですが、軽すぎるような気もします。もっとも、take-homeすなわち宿題型の時点で代理作成等は容易で他にも未発覚の事例が多数あるだろうと予想しているから、それとの衡平を考慮して偶々発覚しただけの本件にも比較的寛容、とかいう事情なのかもしれません。でもそういう事言い出したら大学の存在自体何もかもがおしまいになってしまうわけですけれども。

何にせよ、自業自得です。Harvard卒の肩書きも、中身が無ければ無意味、ていうか社会的には詐欺になるわけで、本末転倒も甚だしい話、これも米で特に強い権威主義や利益至上主義の弊害なんでしょうか。そういう傾向自体は米国に限られるものではありませんが、残念な話です。

Harvard Is Investigating 125 Undergrads In Massive Cheating Scandal

8/21/2012

[note] 外付Thinkpadキーボード55Y9024購入

先日のリニューアルに伴いノートPCへの搭載が廃止されてしまった旧Thinkpadキーボードですが、周辺機器としての外付けUSBキーボードはまだ従来の構造のまま、しかし遠からず廃番になる可能性が高い、そしてたまたまセールで値引き中、と言うことで気がついた時には既に購入と相成っていたわけです。日本語版。


 
そのタッチは紛うこと無く伝統のThinkpadkeyboard、アイソレーション型の新版とはやはり全くの別物です。メインで繋げるPCはUbuntuですが、トラックポイントやボリュームコントロール等も即動作しましたし、その良質なタッチと合わせ、快適そのものなのであります。こういう、時間をかけて練り上げられたインタフェースには、やはり他を以って容易に代え難いものを感じますね。触れば触るほどやはり惜しまれるわけで、快適なタッチを愉しみつつ、廃番にならない事を祈る次第なのです。ていうかノートの方も元に戻して欲しいんですけれども・・・。無理なんでしょうねえ。

[関連記事 [IT] LenovoがThinkpadキーボードを全面変更 ]


8/16/2012

[law] 科捜研で証拠捏造発覚

警官や検事による証拠捏造自体は珍しくもない昨今と言えども、科捜研までがとは、司法の事実立証システムはもう基礎から崩壊しているものと言うべきところでしょうか。少なくとも、社会的にそう看做される事は必至です。

今回発覚したのは化学的鑑定を行う部門での鑑定結果流用すなわち捏造、流用出来る位に定型的な証拠というとやはり轢き逃げ事案の塗料や薬物あたりが中心なんでしょうけれども、言うまでもなく、そんな事をしたら形式的にも実質的にも証拠隠滅そして捜査また裁判の妨害になり、回数は調査中につき不明ですが取り返しの付かない被害も相当に発生してしまっているものと強く推測されるわけで。

しかし不可解な話です。科捜研の研究員ともなれば知見も十分、客観性の高い鑑定処理にあって捏造を行えば第三者の検証によって容易に露見する事は予測出来た筈だし、その行為の結果に考えが及ばない筈もなかったでしょうに、何故そんな愚かな事をしたのか、繰り返すようになってしまったのか。ノルマや捜査員等からの圧力といった組織的な要因によるのか、単なる手抜きといった個人的な要因によるものなのか。さらに他研究員に同種の犯罪はあるのかないのか。早急な原因及び実態の究明のち厳重な刑罰の適用が望まれるところです。

科捜研職員、過去書類で鑑定書くり返し捏造か