らしい。現在採用している先発明主義では特許が形骸化してしまっているということで、世界的に標準である所の先願主義に転換すべく上院議員が中心になって法案作成中とか。といっても、あまりにドラスティックな変更だけに批判も大きく、成立するかは不明との事ですけれども。先願主義は手続きを進めるスピードに優れる大企業を利するもので、個人や小企業のイノベーションを阻害するだとか、当面不要なアイデアも取り敢えず押さえておくために申請が激増して、現在ですらパンク状態の審査プロセスがさらに破綻するだとか色々。現に日本では多かれ少なかれそういう側面は見られるし、概ね尤もな懸念ではあります。
事の成否は兎も角、米国の外からしてみれば、衰えつつあるとはいえハイテク産業とその関連する知財・ビジネスの中心である米国において、基本的なポリシーが世界標準と共通化されるのは歓迎すべき事ではあるでしょう。ただ、先願主義でも先発明主義でも、紛争が起こった時には特許自体の有効性や帰属が法的に争われるわけで、本質的な意味でどちらが明確に良い、というものではないとも思われるのですよね。結局のところ訴訟文化の違いの影響とかの方が実務上大きかったりして。とはいえ、米国の特許は審査自体が形骸化してて、米国以外であれば特許性が到底認められそうも無いようなものが通りまくる、いわゆるザルな状況なのも事実なわけで、少なくともそれは何とかすべきだと思うし、いずれせよ何十年も放置されてきたことによる制度の齟齬を見直すというのは良い事ではあるでしょう。公平かつ建設的な改善がなされる事を期待する次第です。ただ、ここのところ米議会・政府は機能不全に陥りつつあるし、巻き込まれてフェードアウト、と言う可能性も高いとは思いますけれど。
Senators to Debate Patent Bill
2/28/2011
[biz] もんじゅ故障で東芝の賠償金17.5億
少なくとも直接には何の利益も生んでおらず、今後の見通しすら立たないまま費用ばかりかかるという事で、いいかげんあきらめたら?と言いたくなるもんじゅですけども。
今回は、燃料交換用の装置が炉に落下して、その吊り下げ用の器具に欠陥があったからその分賠償と。大した事故ではない、とか言ってた筈ですが、復旧費用だけで17.5億もかかる時点で大したことないで片付けられるわけないでしょうに。金銭感覚が麻痺しちゃってんですかね。それとも、放射能が漏れるとか、メルトダウンとかいうような、致命的で回復困難なもの以外は大した事故じゃないって事なのでしょうか。困ったものです。
それは置いておくとしても、東芝については原発事業の過大ともいえるリスクの顕在化という意味合いもある筈で、国内ですら危ういというのでは、特に近年は海外への急激な拡大を推進して来ているところ、アフターも含めて、なおさら手回しが甘くなる可能性も高いでしょうし、少なからず不安を感じさせるものではあると思われます。一般論で言っても、事業を急激に拡大する際には、強気な楽観論に伴ってリスクを抱えがちになるものだし、特に東芝はリスクを過少に見積もって後からそのツケを払う羽目になる傾向が強いだけに、それが現実のものになる可能性は十分に高いものと言えるでしょう。どうなることやら。
もんじゅ装置落下、東芝に損害賠償請求検討 文科副大臣
今回は、燃料交換用の装置が炉に落下して、その吊り下げ用の器具に欠陥があったからその分賠償と。大した事故ではない、とか言ってた筈ですが、復旧費用だけで17.5億もかかる時点で大したことないで片付けられるわけないでしょうに。金銭感覚が麻痺しちゃってんですかね。それとも、放射能が漏れるとか、メルトダウンとかいうような、致命的で回復困難なもの以外は大した事故じゃないって事なのでしょうか。困ったものです。
それは置いておくとしても、東芝については原発事業の過大ともいえるリスクの顕在化という意味合いもある筈で、国内ですら危ういというのでは、特に近年は海外への急激な拡大を推進して来ているところ、アフターも含めて、なおさら手回しが甘くなる可能性も高いでしょうし、少なからず不安を感じさせるものではあると思われます。一般論で言っても、事業を急激に拡大する際には、強気な楽観論に伴ってリスクを抱えがちになるものだし、特に東芝はリスクを過少に見積もって後からそのツケを払う羽目になる傾向が強いだけに、それが現実のものになる可能性は十分に高いものと言えるでしょう。どうなることやら。
もんじゅ装置落下、東芝に損害賠償請求検討 文科副大臣
2/27/2011
[law] 入試カンニング疑惑による業務妨害の主張は妥当か
うーん。大騒ぎですね。京大は偽計業務妨害で被害届を出す方針らしいですけど。試験結果が不正確になって、不正な合格者を出す事は業務に支障を来たす恐れがあるから業務妨害だ、という主張で。
当事者がそう認識しているのなら、その旨を主張するのは当然自由なのですけれども、果たしてその主張、ロジックは妥当なのでしょうか?正直微妙だと思うのです。特に被害の内容について。
カンニング行為が反社会的な行為である事は間違いないし、危険性の段階での告訴も可能ではあるし、本件だけを見れば告訴は別段不当とまでは言い難いようにも思われます。しかし、カンニングというのはぶっちゃけ入試に限らず、大学内での業務に関して、例えば単位認定に絡む各種試験等で少なからず発生しているし、レポート一つ取っても、本来は自ら作成すべき所、本件と同等の不正行為は日常茶飯事なわけで。京大と言えどその例外ではない事も周知の事実で、そちらの方も不正確な単位、学位の認定に繋がる恐れがあると言う意味では被害の程度、範囲も似たようなものの筈ですが、告訴等はせず、大半は目を瞑り、処分にかけるとしても該当分の単位認定取り消し程度、あっても停学処分までで、少なくとも内部で完結する類の話なのですね。退学にすらならない。
そこに、入試だからといって、この件に限って合格取り消し等の内部処分で済ませず、刑事告訴まで行くというのは、いかにも均衡を欠いているように思われるわけです。勿論入試の重要性が高いのも事実ですが、それは相対的な程度の話であって。今回京大が主張する内容の被害が真実刑事罰に値する程に深刻というのなら、逆に内部で発生している数多の不正行為も、程度の差こそあれ刑事告訴に値する筈です。しかしこれまで全くそうしてこなかったわけで。にも関わらず今回に限って行うというのでは、いま一つ説得力に欠けるものと言わざるを得ません。
一言で言えば、一貫性の無い恣意的な振る舞いに見えるわけで。主張された被害の内容も、結局の所、真実性、実質性に欠ける後付けのレトリックに過ぎないように思われます。もっとも、通常のカンニングと違って事が公になって、大学丸ごとメンツが潰されたわけで、怒って冷静さを失う類の声が支配的になるというのも、同時に権威の維持回復のために強引・過剰な示威行動を取るというのも、自然と言えば自然な振る舞いではあるし、それ自体は疑問という程ではないのですけれども。
しかし、少なくともまず事実関係の調査が先でしょ?実際に回答・結果に影響があったのかなかったのか。京大側の監督に手落ちは無かったのか。内部者が別の目的で行った可能性も無いわけじゃないでしょうに。それらの調査確認すらせず、仮説だらけのあやふやな状態のまま脊髄反射的になされた感じの今回の告訴方針発表は、さすがにいかがなものかと思うのですよ。
客観的に見て、大学側に手落ちが全く無かったかと言えばそんなわけもないんですしね。この問題での先進国である韓国の事例は日本でも広く報道されていたところ、日本の関係者がその可能性を認識していなかった筈はなく、韓国と同等の措置、金属探知機やジャマー、とまでは行かずとも、身体検査程度の対策を講ずるべきではあったとも思われますし。
あと、仮に受験生のカンニングだったとして、刑法的には偽計業務妨害罪位しか適用できそうなのがない、というのはわかるんですけど、もうちょっとマシな理由は付けられなかったものでしょうか、とも。ねえ。発信者の開示命令を得る為に必要な被害届の建前として立てただけの可能性もあるし、それならそれでいいんですけど、そうであれば例えば、所轄官庁の文科省の方でまとめて、国家的、公的な法益侵害の線とかで進めた方が自然だった気がするのです。もっとも結果的には似たような形になってるみたいですし、瑣末な事なのかもしれません。
-----追記
そうこう言ってるうちに話が大きくなって。
続き記事 [law] 入試カンニング騒動が行き過ぎでヤバげ
当事者がそう認識しているのなら、その旨を主張するのは当然自由なのですけれども、果たしてその主張、ロジックは妥当なのでしょうか?正直微妙だと思うのです。特に被害の内容について。
カンニング行為が反社会的な行為である事は間違いないし、危険性の段階での告訴も可能ではあるし、本件だけを見れば告訴は別段不当とまでは言い難いようにも思われます。しかし、カンニングというのはぶっちゃけ入試に限らず、大学内での業務に関して、例えば単位認定に絡む各種試験等で少なからず発生しているし、レポート一つ取っても、本来は自ら作成すべき所、本件と同等の不正行為は日常茶飯事なわけで。京大と言えどその例外ではない事も周知の事実で、そちらの方も不正確な単位、学位の認定に繋がる恐れがあると言う意味では被害の程度、範囲も似たようなものの筈ですが、告訴等はせず、大半は目を瞑り、処分にかけるとしても該当分の単位認定取り消し程度、あっても停学処分までで、少なくとも内部で完結する類の話なのですね。退学にすらならない。
そこに、入試だからといって、この件に限って合格取り消し等の内部処分で済ませず、刑事告訴まで行くというのは、いかにも均衡を欠いているように思われるわけです。勿論入試の重要性が高いのも事実ですが、それは相対的な程度の話であって。今回京大が主張する内容の被害が真実刑事罰に値する程に深刻というのなら、逆に内部で発生している数多の不正行為も、程度の差こそあれ刑事告訴に値する筈です。しかしこれまで全くそうしてこなかったわけで。にも関わらず今回に限って行うというのでは、いま一つ説得力に欠けるものと言わざるを得ません。
一言で言えば、一貫性の無い恣意的な振る舞いに見えるわけで。主張された被害の内容も、結局の所、真実性、実質性に欠ける後付けのレトリックに過ぎないように思われます。もっとも、通常のカンニングと違って事が公になって、大学丸ごとメンツが潰されたわけで、怒って冷静さを失う類の声が支配的になるというのも、同時に権威の維持回復のために強引・過剰な示威行動を取るというのも、自然と言えば自然な振る舞いではあるし、それ自体は疑問という程ではないのですけれども。
しかし、少なくともまず事実関係の調査が先でしょ?実際に回答・結果に影響があったのかなかったのか。京大側の監督に手落ちは無かったのか。内部者が別の目的で行った可能性も無いわけじゃないでしょうに。それらの調査確認すらせず、仮説だらけのあやふやな状態のまま脊髄反射的になされた感じの今回の告訴方針発表は、さすがにいかがなものかと思うのですよ。
客観的に見て、大学側に手落ちが全く無かったかと言えばそんなわけもないんですしね。この問題での先進国である韓国の事例は日本でも広く報道されていたところ、日本の関係者がその可能性を認識していなかった筈はなく、韓国と同等の措置、金属探知機やジャマー、とまでは行かずとも、身体検査程度の対策を講ずるべきではあったとも思われますし。
あと、仮に受験生のカンニングだったとして、刑法的には偽計業務妨害罪位しか適用できそうなのがない、というのはわかるんですけど、もうちょっとマシな理由は付けられなかったものでしょうか、とも。ねえ。発信者の開示命令を得る為に必要な被害届の建前として立てただけの可能性もあるし、それならそれでいいんですけど、そうであれば例えば、所轄官庁の文科省の方でまとめて、国家的、公的な法益侵害の線とかで進めた方が自然だった気がするのです。もっとも結果的には似たような形になってるみたいですし、瑣末な事なのかもしれません。
-----追記
そうこう言ってるうちに話が大きくなって。
続き記事 [law] 入試カンニング騒動が行き過ぎでヤバげ
[law] 日弁連会長は取調べ全記録を主張
現案では冤罪の防止が出来ない、全記録すべき、と。さすがに検察もこれは無視出来ないでしょう、というかそもそもの案が保身に走った筋の通らないものだったわけで、議論はまたリセット、という事になるんでしょうね。一応歓迎すべきかと思います。ていうかこういう批判が来る事はわかりきっていたのだから、最初からちゃんとすべきところであった筈なんですけれども。
しかし日弁連側も、公の意見表明がこんなに遅れたのはなぜでしょう。何か調整でもしてたんでしょうかね。試行開始前とはいえ、異議があまり遅いと今更になってしまうのですし、迅速な対応を願う次第です。
最高検の可視化方針 「一部なら有害」日弁連会長
過去記事
[law] 取り調べは全て記録すべき
しかし日弁連側も、公の意見表明がこんなに遅れたのはなぜでしょう。何か調整でもしてたんでしょうかね。試行開始前とはいえ、異議があまり遅いと今更になってしまうのですし、迅速な対応を願う次第です。
最高検の可視化方針 「一部なら有害」日弁連会長
過去記事
[law] 取り調べは全て記録すべき
[note] 米大学の80%が受験者のFacebookをチェックとか
またミスリーディングっぽい話なのですが。
というのも、この80%というのは実態を問わず入試に関連した利用があれば全てカウントされているようなのですね。対象者の範囲や比率、チェックの方法、考慮する基準etc、各大学での利用実態はまちまち、というかそもそもFacebookのアカウント自体詐称も容易で公信性がなく、誤審に繋がる危険が高い以上、ごく一部の超有名人等を除く大半の一般学生については審査に利用出来る筈もない訳で。あくまで参考にする場合がある、とかいう程度と捉えるのが妥当でしょう。
すなわち、余程特殊な素養が意味を持つ分野とか、特別な実績があって、かつそれがFacebookに信用のおける形で表れている場合にのみ意味を持つのであって、そうではない大半の場合には、積極的には使われず、どちらかというとブラックリスト的なというか、明らかな不適格者のチェックというような消極的かつ副次的な利用に留まるのではないかなと。
大体、この辺りの話は危険なのですよ。受験生のプライバシーに属する部分までもひっくるめて選別基準に取り込む話なわけで。積極的な意味で採用してしまうと、そのあたりの情報の一般公開を半ば強制する結果になってしまって、致命的な弊害がある事は明らかなのです。既に一部では何でも公開するのが良いとかいう人がいるのは事実で、勿論そういう自発的な場合には問題ないのですが、一般的には到底受け入れられない話で。それを安易に、80%が採用してますよ、だからFacebook必須ですよ、と煽って強引に誘導するのは、事業を推進する立場のFacebook関係者としては当然の振る舞いなのでしょうけれど、無責任との非難を免れないでしょう。
SNSに夢を見るのは自由だし、ここまで普及したのは凄い事だけれど、社会システムとしては未だ信頼出来るものには成りえていないのですから。この間のBAN騒動とか見ても、全世界でウン億人とかいうのからして誇大で、色々と虚飾や歪みがあるわけでね。実名推奨といってもあくまで推奨、虚実が入り乱れているのが実態なのだから、それを踏まえて適切な範囲、用途での利用が求められると思うのです。
そもそも危険すぎて実名の開示すら躊躇される日本では論外なのですけれどもね。
REPORT: Facebook Profiles Are Now Part Of 80% Colleges’ Admissions Outreach
というのも、この80%というのは実態を問わず入試に関連した利用があれば全てカウントされているようなのですね。対象者の範囲や比率、チェックの方法、考慮する基準etc、各大学での利用実態はまちまち、というかそもそもFacebookのアカウント自体詐称も容易で公信性がなく、誤審に繋がる危険が高い以上、ごく一部の超有名人等を除く大半の一般学生については審査に利用出来る筈もない訳で。あくまで参考にする場合がある、とかいう程度と捉えるのが妥当でしょう。
すなわち、余程特殊な素養が意味を持つ分野とか、特別な実績があって、かつそれがFacebookに信用のおける形で表れている場合にのみ意味を持つのであって、そうではない大半の場合には、積極的には使われず、どちらかというとブラックリスト的なというか、明らかな不適格者のチェックというような消極的かつ副次的な利用に留まるのではないかなと。
大体、この辺りの話は危険なのですよ。受験生のプライバシーに属する部分までもひっくるめて選別基準に取り込む話なわけで。積極的な意味で採用してしまうと、そのあたりの情報の一般公開を半ば強制する結果になってしまって、致命的な弊害がある事は明らかなのです。既に一部では何でも公開するのが良いとかいう人がいるのは事実で、勿論そういう自発的な場合には問題ないのですが、一般的には到底受け入れられない話で。それを安易に、80%が採用してますよ、だからFacebook必須ですよ、と煽って強引に誘導するのは、事業を推進する立場のFacebook関係者としては当然の振る舞いなのでしょうけれど、無責任との非難を免れないでしょう。
SNSに夢を見るのは自由だし、ここまで普及したのは凄い事だけれど、社会システムとしては未だ信頼出来るものには成りえていないのですから。この間のBAN騒動とか見ても、全世界でウン億人とかいうのからして誇大で、色々と虚飾や歪みがあるわけでね。実名推奨といってもあくまで推奨、虚実が入り乱れているのが実態なのだから、それを踏まえて適切な範囲、用途での利用が求められると思うのです。
そもそも危険すぎて実名の開示すら躊躇される日本では論外なのですけれどもね。
REPORT: Facebook Profiles Are Now Part Of 80% Colleges’ Admissions Outreach
2/26/2011
[note] このところTwitterが重すぎる件
ていうかさっき書いてて、いざTweetボタンを押したら無反応になった挙句再読み込みするとキャパ越えとか言われてアクセスすら出来なくなったわけですが。
Twitterは確かに細かい話や脊髄反射的な感想の類を書き込むのに適しているので、まとまった文章にする程でもないそういったものはTwitterの方に書く事にしているのだけれど、最近なんだかんだで書き込もうとしても弾かれるというか応答すらしなくなる事が多くて困ります。書き込もうとする文章は短いとはいえ、逆に短くするために多少なりと気を使ったり労力をかけて書くのに、よし、と思って書き込もうとしたら弾かれる、というのには結構ストレスを感じてしまうのですし、何とかして欲しいものです。これだけ停止するのなら、もうそれ前提のシステムにしてしまえばいいのに。例えば、ローカルのキャッシュに保存しておいて、オンラインになったら反映するしくみにするとか。あと過負荷になったら書き込みの処理だけ遅延させて、読み込み側の応答は確保する、とか。頼みますよホント。
つい先日はGoogle Readerも重くて困ったわけですが、そろそろ代替も考えるべきなのかどうか。それはそれで面倒なんですが。うーん。
Twitterは確かに細かい話や脊髄反射的な感想の類を書き込むのに適しているので、まとまった文章にする程でもないそういったものはTwitterの方に書く事にしているのだけれど、最近なんだかんだで書き込もうとしても弾かれるというか応答すらしなくなる事が多くて困ります。書き込もうとする文章は短いとはいえ、逆に短くするために多少なりと気を使ったり労力をかけて書くのに、よし、と思って書き込もうとしたら弾かれる、というのには結構ストレスを感じてしまうのですし、何とかして欲しいものです。これだけ停止するのなら、もうそれ前提のシステムにしてしまえばいいのに。例えば、ローカルのキャッシュに保存しておいて、オンラインになったら反映するしくみにするとか。あと過負荷になったら書き込みの処理だけ遅延させて、読み込み側の応答は確保する、とか。頼みますよホント。
つい先日はGoogle Readerも重くて困ったわけですが、そろそろ代替も考えるべきなのかどうか。それはそれで面倒なんですが。うーん。
2/25/2011
[biz law] JR西車掌の通勤費不正受給
色々と妙な話で。何がって、JRの車掌がJR使って通勤するのに通勤費が支給されていたというのが謎です。社員が自社サービスを利用するだけなわけだから、そんな回りくどい事しなくても定期とか社員用のパスとかでいいんじゃないの、という気がするのですが。経費計上のためとかそういう事なんでしょうか。新幹線通勤で216万とかいうから馬鹿にはなりませんし。でも本来ならそれで切符なり定期なり購入すれば売り上げも上がるわけだから、差し引きあまり変わらない気がするんですけど。うーん。
やっぱり車掌だと通勤先も色々だし、フリーパスだと範囲外の不正利用が懸念されるし、一々専用の切符を発行するのも手間がかかるし、とかで、結局その都度経費的に処理した方がやりやすいんですかね。だとしても滑稽な話です。
JR西の車掌が新幹線不正乗車 通勤代216万円浮かす
やっぱり車掌だと通勤先も色々だし、フリーパスだと範囲外の不正利用が懸念されるし、一々専用の切符を発行するのも手間がかかるし、とかで、結局その都度経費的に処理した方がやりやすいんですかね。だとしても滑稽な話です。
JR西の車掌が新幹線不正乗車 通勤代216万円浮かす
[biz] NECの事業売却が進行中、今度は液晶
PCに続いて液晶もですか。この際だからまとめてやってしまおう、という話なんでしょうけど、今度は70%と、1/3の拒否権すら手放すほぼ完全な譲渡という事で、PCの時のようにシナジー云々とか言い訳すらしないあたり、開き直った感があります。譲渡先もPCと同じく中国企業という事で、NEC改めCEC、というのもあながち冗談ではなくなりつつありますが、中の人はどう思ってるのやら。
NECの液晶といえばハイエンドの代表で、多分に私も憧れがあっただけに、個人的には残念です。欧米ではNECは液晶メーカーとして知られている位ですしね。だからこそ買収されたのでしょうけれど。ただ、今回の買収で安くなるのならそれは消費者としては歓迎すべき事なのでしょうね。でも品質が落ちる可能性も高いし、微妙なところで。うーん。しかし先日のPC事業売却と併せて、プロダクト事業から全面撤退な感じになってきて、電気と言えるのかも怪しくなってきましたね。前述のCECどころか、CIC(China Information Company)?になりつつある感じ、というのは言い過ぎでしょうか。
本件は大した額ではないものの、それだけに先日のアンリツ株売却といい、抜本的な解決手段を持たず、自身を切り売りして当座をしのぐより他ない状況まで追い込まれている事が傍から見ても明白で、切迫感の強まってきたNEC。来年あたりはどうなってるんでしょうか、と聞くのも野暮ですかね。
NEC、中国企業と液晶合弁発表
NEC、退職給付信託名義のアンリツ株売却=純利益を押し上げ
過去記事
[biz] NECのPC事業譲渡成立
[biz] NECがPC事業をlenovoに譲渡
[biz] NEC負け組固定な感じ
そして当然のように下方修正。これだけやって赤字回避も厳しいという。
NEC、最終損益を150億円下方修正 11年3月期予想
NECの液晶といえばハイエンドの代表で、多分に私も憧れがあっただけに、個人的には残念です。欧米ではNECは液晶メーカーとして知られている位ですしね。だからこそ買収されたのでしょうけれど。ただ、今回の買収で安くなるのならそれは消費者としては歓迎すべき事なのでしょうね。でも品質が落ちる可能性も高いし、微妙なところで。うーん。しかし先日のPC事業売却と併せて、プロダクト事業から全面撤退な感じになってきて、電気と言えるのかも怪しくなってきましたね。前述のCECどころか、CIC(China Information Company)?になりつつある感じ、というのは言い過ぎでしょうか。
本件は大した額ではないものの、それだけに先日のアンリツ株売却といい、抜本的な解決手段を持たず、自身を切り売りして当座をしのぐより他ない状況まで追い込まれている事が傍から見ても明白で、切迫感の強まってきたNEC。来年あたりはどうなってるんでしょうか、と聞くのも野暮ですかね。
NEC、中国企業と液晶合弁発表
NEC、退職給付信託名義のアンリツ株売却=純利益を押し上げ
過去記事
[biz] NECのPC事業譲渡成立
[biz] NECがPC事業をlenovoに譲渡
[biz] NEC負け組固定な感じ
そして当然のように下方修正。これだけやって赤字回避も厳しいという。
NEC、最終損益を150億円下方修正 11年3月期予想
2/24/2011
[law] Julian AssangeのSweden移送決定
ハニートラップにひっかかってしまい、スウェーデンで性的暴行の容疑で起訴され、英国からの国外移送の審判にかけられていたWikileaks主宰者のアサンジ氏ですが、あっさり移送の決定が下されたそうです。
決定書は長すぎて全部読む気にはなれませんが、掻い摘んで読むに、アサンジ氏側が懸念を示していたところの米国等EU外への転送の可能性は無いものと判断されているようです。その根拠として、その時にはメディアが騒ぐだろうから、とか言っているあたり、何かいい加減な印象もありますが、建前としては、正式に訴訟を受ける事が被告のためにもなる、という理屈のようですし、そこまで言うなら安全とかは担保されるのであろうし、さしあたって問題はないのかなという気もします。
しかしアサンジ氏側もすんなり従うかはまだわかりませんし、というか少なくとも抗告はするだろうし、最終的に拘束されるにしても、その際にはまたリークが追加される可能性も高いしで、当人も当局もその周辺も引き続き頭が痛いであろうなと。もっとも、一般市民からすれば特にどうなろうと関係の無い話ではあるし、そういう各方面への影響の小ささを考えるにつけ、今回の決定は、グダグダになってきたWikileaks絡みの諸々に区切りを付けてくれるものとして妥当であって、歓迎されるべきものなのかなと思うのです。
どこもかしこも、機密云々以前に見える範囲の問題で手一杯ですしね。偶然ではあるのですが、Wikileaksの事なんか気にしてる場合ではなくなった、という状況なわけで。それは不幸な事なんでしょうけれど。
The judicial authority in Sweden -v- Julian Paul Assange
ウィキリークス代表の移送 英裁判所が認める
決定書は長すぎて全部読む気にはなれませんが、掻い摘んで読むに、アサンジ氏側が懸念を示していたところの米国等EU外への転送の可能性は無いものと判断されているようです。その根拠として、その時にはメディアが騒ぐだろうから、とか言っているあたり、何かいい加減な印象もありますが、建前としては、正式に訴訟を受ける事が被告のためにもなる、という理屈のようですし、そこまで言うなら安全とかは担保されるのであろうし、さしあたって問題はないのかなという気もします。
しかしアサンジ氏側もすんなり従うかはまだわかりませんし、というか少なくとも抗告はするだろうし、最終的に拘束されるにしても、その際にはまたリークが追加される可能性も高いしで、当人も当局もその周辺も引き続き頭が痛いであろうなと。もっとも、一般市民からすれば特にどうなろうと関係の無い話ではあるし、そういう各方面への影響の小ささを考えるにつけ、今回の決定は、グダグダになってきたWikileaks絡みの諸々に区切りを付けてくれるものとして妥当であって、歓迎されるべきものなのかなと思うのです。
どこもかしこも、機密云々以前に見える範囲の問題で手一杯ですしね。偶然ではあるのですが、Wikileaksの事なんか気にしてる場合ではなくなった、という状況なわけで。それは不幸な事なんでしょうけれど。
The judicial authority in Sweden -v- Julian Paul Assange
ウィキリークス代表の移送 英裁判所が認める
2/21/2011
[law] 取り調べは全て記録すべき
と思う今日この頃。取調べ可視化の件についてです。
本件については先日、調書読み聞かせのみの可視化、という中途半端な方針が報じられました。しかし、取調べの手法自体、またその前段階の逮捕拘禁の手続きに問題があって、最終的にはそれらも含めた全過程における不法行為の防止、抑止が求められる以上、それは全く不適切不十分なものです。本来、逮捕ないし任意出頭の時点から公権力とのやり取りを全て記録してチェックすべきものであると思うのです。
そして当然これは特捜案件に限る話でもないのであって。先日の警察官による取調べ時の脅迫の件にしても、本件原告が録音していた事によってかろうじて発覚したものですが、記録されない大半の取調べの中では、類似の違法行為が公然と行われている事は間違いないのであって、その防止は絶対に必要であるし、記録の有無による影響の差はあまりにも明らかかつ致命的に大きいのですから、個々人の自衛に任せるべき話でも全くありません。単に記録しておけば防止が期待出来る事も明白であり、そのための機材、技術も揃っていて、従って必要性も実現性も十分なのですから、それを怠る事は明らかに不法であり、司法の側としても、不作為の責を免れないものと言えるでしょう。
大体ね、記録の範囲を限定する理由として、捜査への支障云々とか言ってますが、順序が全く逆です。まず全ての前提として警察組織とその活動が合法である必要があって、次にそれらが十分担保できる場合の例外として考慮すべき話であるわけで。現在進行形で前科が積み上がり、違法の疑いも強まるばかりの現状にあっては論外です。しかしそれらの主張が公然となされ、あまつさえそれに沿った方針が採られる現状には、そこまで愚かなのかと、愕然たる思いを抱かざるを得ません。
勿論、記録内容の管理方法、また公開の範囲、時期、方法等の手続き面では、諸々の副作用が起こらないよう配慮して制度を作る必要があるのは当然ですが、それは既に情報公開一般の法制でも実績のある部分の話でもあるし、十分合理的で受容される制度が実現出来る事もまた明らかだと思うのです。
あと、警察活動の全記録というと、レコーダー等の機材関連ビジネスも結構なものになるでしょうし、今は亡きライフログ系の実用化、それもエンタープライズ系という事で、新分野かつ発展性も高く、社会的にも経済的にも望ましい話だと思うのですけれども。もっとも現政権はそれどころではないでしょうし、次の政権に期待、でしょうか。
大阪府警警部補、任意聴取での暴言認める 地裁初公判
取り調べ可視化「自白調書読み聞かせ」のみ
本件については先日、調書読み聞かせのみの可視化、という中途半端な方針が報じられました。しかし、取調べの手法自体、またその前段階の逮捕拘禁の手続きに問題があって、最終的にはそれらも含めた全過程における不法行為の防止、抑止が求められる以上、それは全く不適切不十分なものです。本来、逮捕ないし任意出頭の時点から公権力とのやり取りを全て記録してチェックすべきものであると思うのです。
そして当然これは特捜案件に限る話でもないのであって。先日の警察官による取調べ時の脅迫の件にしても、本件原告が録音していた事によってかろうじて発覚したものですが、記録されない大半の取調べの中では、類似の違法行為が公然と行われている事は間違いないのであって、その防止は絶対に必要であるし、記録の有無による影響の差はあまりにも明らかかつ致命的に大きいのですから、個々人の自衛に任せるべき話でも全くありません。単に記録しておけば防止が期待出来る事も明白であり、そのための機材、技術も揃っていて、従って必要性も実現性も十分なのですから、それを怠る事は明らかに不法であり、司法の側としても、不作為の責を免れないものと言えるでしょう。
大体ね、記録の範囲を限定する理由として、捜査への支障云々とか言ってますが、順序が全く逆です。まず全ての前提として警察組織とその活動が合法である必要があって、次にそれらが十分担保できる場合の例外として考慮すべき話であるわけで。現在進行形で前科が積み上がり、違法の疑いも強まるばかりの現状にあっては論外です。しかしそれらの主張が公然となされ、あまつさえそれに沿った方針が採られる現状には、そこまで愚かなのかと、愕然たる思いを抱かざるを得ません。
勿論、記録内容の管理方法、また公開の範囲、時期、方法等の手続き面では、諸々の副作用が起こらないよう配慮して制度を作る必要があるのは当然ですが、それは既に情報公開一般の法制でも実績のある部分の話でもあるし、十分合理的で受容される制度が実現出来る事もまた明らかだと思うのです。
あと、警察活動の全記録というと、レコーダー等の機材関連ビジネスも結構なものになるでしょうし、今は亡きライフログ系の実用化、それもエンタープライズ系という事で、新分野かつ発展性も高く、社会的にも経済的にも望ましい話だと思うのですけれども。もっとも現政権はそれどころではないでしょうし、次の政権に期待、でしょうか。
大阪府警警部補、任意聴取での暴言認める 地裁初公判
取り調べ可視化「自白調書読み聞かせ」のみ
2/19/2011
[biz law] 着うた配信独占の違法確定
初手から独禁法違反なのは明らかで、取り立てて見るべき所がある話では無いように見える本件ですが、逆にこれを各社が通ると主張して最高裁まで争ったという事実、またそれが示す各社の無法性には、コンプライアンスとか社会責任とか企業倫理とかいう言葉が虚しく感じられてしまうわけで、極めて残念なのであります。まず違法なのは知っていて、訴訟も多分に時間稼ぎ的な意図で争ったのだろうし、悪質過ぎるでしょう。同様な事例の防止のために、懲罰金とか課すべきだと思うのですよ。
「着うた」参入妨害、3社の敗訴が確定
「着うた」参入阻止、レコード会社側の敗訴確定
「着うた」参入妨害、3社の敗訴が確定
「着うた」参入阻止、レコード会社側の敗訴確定
[law] 中国の言論弾圧強化
中東での一連の民主化運動の流れが中国にも波及して、中共は当然の如くそれを潰しにかかってるというだけの話ですけれど。胡錦濤主席がネット世論を管理誘導するとか公言してるあたり、今回はとりわけ切迫感が強く、一触即発な様子が伺えます。誘導とは言うけれど、そんな事が出来る筈もなく、単なる規制弾圧になる事は必然です。問題は、ソフト面、情報の統制だけで済むのかどうか。現在はまだ情報規制、またデモ呼びかけ等の扇動的な情報の削除で済んでいますが、状況が発展すれば、下手をしなくても天安門の悲劇再び、となる事が目に見えているたけに、双方とも命を粗末にする事の無いよう願う次第であります。
中国主席「ネット管理で世論誘導」 中東政変念頭に表明
「中国ジャスミン革命」 ネットでデモ呼びかけ広がる
中国主席「ネット管理で世論誘導」 中東政変念頭に表明
「中国ジャスミン革命」 ネットでデモ呼びかけ広がる
[biz tech] 富士通のAndroid試作機が酷い
タブレット端末では老舗の富士通ですが、アンドロイドに関しては先日買収した東芝の事業が中心で、今回発表の機体は満を持して投入する意欲作・・・とその筋では期待されるところであった筈です。果たして発表されたモノは、スレート型のデュアルスクリーンという事で、折りたたみの出来ないNDSという感じ。確かにこれまでになかった斬新な形ではあるけれど、同一平面内に固定されるディスプレイを、あえて物理的に区切って分ける必要が何処にあるのかと、全く持って意味不明な仕様、各所での反応も概ね否定一色という体たらく。これは恥ずかしい。見た目だけなら純粋な退化にしか見えないわけですし、当然でしょうけれど。
もっとも、今回の機種の主眼はガワの部分にはないのかもしれませんけれども。プロセッサがTIのOMAP4というだけで十分新規ではありますし、上手く使えばこれまでのAndroid機とは一線を画すリッチな処理が可能になる筈、そういう高機能プラットフォーム的な部分の試作という事なのかもしれません。しかしそうだとしても、デモ等でもその辺りの内部的な部分をアピールしてる様子はないので、それはそれでよくわからないのです。
結局、今回のブツが、製品レベルには全く達しておらず、コンセプト試作機だとしても意味不明なのは事実で、国産タブレットの本命メーカーにかけられていた期待からしてみれば、失望モノと言わざるを得ません。まあ、富士通はPDA関連ではこれまでずっとWindowsMobile、タブレットでもWindowsべったりだったわけで、Androidなんて端からやる気がないのでしょう、と読むしかない感じで、とても残念なのであります。
ていうかねー。富士通の中の人達も、自分でもまさかこんなの欲しいとか思わんでしょうに。どうなっちゃってんでしょうかね。他社との差別化を図ろうとして迷走自爆したとか?うーん。
Mobile World Congress 2011:デュアルディスプレイのAndroid端末 WACアプリのデモも披露――富士通ブース
-----追記
NECのAndroidネットブックも発売されましたが、これまた誰が買うのという感じで、数年前にAndroid部隊を設立して延々開発した結果がこれかと思うと泣けます。物理フルキーボードが必須というのはわかるんですが、ならせめてコンバーチブル型に出来なかったものでしょうか。
もっとも、今回の機種の主眼はガワの部分にはないのかもしれませんけれども。プロセッサがTIのOMAP4というだけで十分新規ではありますし、上手く使えばこれまでのAndroid機とは一線を画すリッチな処理が可能になる筈、そういう高機能プラットフォーム的な部分の試作という事なのかもしれません。しかしそうだとしても、デモ等でもその辺りの内部的な部分をアピールしてる様子はないので、それはそれでよくわからないのです。
結局、今回のブツが、製品レベルには全く達しておらず、コンセプト試作機だとしても意味不明なのは事実で、国産タブレットの本命メーカーにかけられていた期待からしてみれば、失望モノと言わざるを得ません。まあ、富士通はPDA関連ではこれまでずっとWindowsMobile、タブレットでもWindowsべったりだったわけで、Androidなんて端からやる気がないのでしょう、と読むしかない感じで、とても残念なのであります。
ていうかねー。富士通の中の人達も、自分でもまさかこんなの欲しいとか思わんでしょうに。どうなっちゃってんでしょうかね。他社との差別化を図ろうとして迷走自爆したとか?うーん。
Mobile World Congress 2011:デュアルディスプレイのAndroid端末 WACアプリのデモも披露――富士通ブース
-----追記
NECのAndroidネットブックも発売されましたが、これまた誰が買うのという感じで、数年前にAndroid部隊を設立して延々開発した結果がこれかと思うと泣けます。物理フルキーボードが必須というのはわかるんですが、ならせめてコンバーチブル型に出来なかったものでしょうか。
2/18/2011
[note] 休憩その3
2/17/2011
[biz] 中・米の高速鉄道事業に漂う微妙感
電力と並んで好調と言われて来た海外の高速鉄道事業ですが、各国で微妙な話が出始めてるようです。
中国では、既に運行開始してる路線がチケット高過ぎでオーバーキャパになってるとか。上海-成都で$350、飛行機より高いっていうんだから恐ろしい話です。ただ本線は広大な中国全土を横断する超長距離路線で、前述の区間は距離にして2400kmもあるのだから、距離当りにすればさほどでもない気もします。が、中国の物価基準からしてみれば当然高すぎるというわけですね。しかしもう1万キロ分位作っちゃったわけで、どうすんでしょう。
一方米国では大統領肝入りの高速鉄道計画が次々と取りやめになってるとか。今のところ、13路線中3路線ですか。決定権限が各州にあるのも米国らしいですが、半分近く国の補助があるにも関わらず、採算が合わない見込みだから作らない、と地元の側から却下出来るのは、流石に米国という感があります。翻って日本は・・・。もっとも米国は都市間の距離が鉄道で結ぶには長すぎるのだから当然ではあるのでしょう。千キロ程度でもローカル線になってしまうスケールですもんね。数少ない需要がありそうなカリフォルニアは金がない、という事で詰みつつある感じです。
そもそも、電車って1000km超えるような長距離の人員輸送には向かないんですよね。メーカー各社には残念な話ですが、元々需要がなかった、という事なので、すっぱり諦める他ないでしょう。ご愁傷様です。しかし予算が浮く筈なので、飛行機組とかは逆にチャンスかも。
他にもベトナムやブラジルでも微妙な話が続くし、英国も二転三転してるしで、気が付けば総崩れに近く、大山鳴動して鼠一匹、になりそうな期待外れ感が漂い始めた高速鉄道事業ですが、さて。
The Backlash Is Brewing Against Chinese High-Speed Rail: Here's Why It's In Trouble
フロリダ州の高速鉄道計画中止 新幹線輸出に打撃
High-Speed Rail Is a Fast Track to Government Waste
中国では、既に運行開始してる路線がチケット高過ぎでオーバーキャパになってるとか。上海-成都で$350、飛行機より高いっていうんだから恐ろしい話です。ただ本線は広大な中国全土を横断する超長距離路線で、前述の区間は距離にして2400kmもあるのだから、距離当りにすればさほどでもない気もします。が、中国の物価基準からしてみれば当然高すぎるというわけですね。しかしもう1万キロ分位作っちゃったわけで、どうすんでしょう。
一方米国では大統領肝入りの高速鉄道計画が次々と取りやめになってるとか。今のところ、13路線中3路線ですか。決定権限が各州にあるのも米国らしいですが、半分近く国の補助があるにも関わらず、採算が合わない見込みだから作らない、と地元の側から却下出来るのは、流石に米国という感があります。翻って日本は・・・。もっとも米国は都市間の距離が鉄道で結ぶには長すぎるのだから当然ではあるのでしょう。千キロ程度でもローカル線になってしまうスケールですもんね。数少ない需要がありそうなカリフォルニアは金がない、という事で詰みつつある感じです。
そもそも、電車って1000km超えるような長距離の人員輸送には向かないんですよね。メーカー各社には残念な話ですが、元々需要がなかった、という事なので、すっぱり諦める他ないでしょう。ご愁傷様です。しかし予算が浮く筈なので、飛行機組とかは逆にチャンスかも。
他にもベトナムやブラジルでも微妙な話が続くし、英国も二転三転してるしで、気が付けば総崩れに近く、大山鳴動して鼠一匹、になりそうな期待外れ感が漂い始めた高速鉄道事業ですが、さて。
The Backlash Is Brewing Against Chinese High-Speed Rail: Here's Why It's In Trouble
フロリダ州の高速鉄道計画中止 新幹線輸出に打撃
High-Speed Rail Is a Fast Track to Government Waste
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