1/30/2011

[note] DIAMANTESのメンバーが海に

何という事でしょう。我が青春のディアマンテスが。Mi Amor. Hasta manha...

バンド「ディアマンテス」のメンバー、乗船中に行方不明

1/27/2011

[biz] NECのPC事業譲渡成立

まずはレノボ51%,NEC49%という事で、クリティカルな部分の拒否権だけは確保してきましたね。NEC側の幹部連は即クビとまではならず、さしあたり暫しの延命を確保出来て少しだけ安心、といった格好でしょうか。何せLenovoの本社では職務怠慢で幹部がバンバン解雇されて、クビになった幹部社員のリストが張り出されるって言う苛烈さ、NECのヌルい体質とは全く異なるわけですから。

とはいえレノボが過半数を握り、従って殆どの意思決定権はレノボに渡るのだから、もうNECではなくなったのも事実であって、経営陣の裁量になるところのヒラ幹部はもうクビが取れたも同然ではあるのですよね。その気になれば、国内向けの営業部隊以外は全て中国に集約、といった過激な整理の仕方も、不可能ではないどころか本件の趣旨からすれば最有力と言ってもおかしくなく、少なくとも生産は中国に全移管になる事は間違いないだけに、どれ位ドラスティックな編成を図ってくるか、見ものであります。成功すれば強力ではあるでしょうし。ともあれ諸行無常であります。社員の皆様に於かれましては、中国語の学習はお早めに。

本件自体はとりあえず一段落ですが、PC事業の周辺には、PCをメインの出口にしている要素技術やら製品が色々ある筈で、研究部門も含めて、グループ内に点在しているであろうその辺りの処遇はどうするのか、おそらく部門を切り分けて移管という運びになるのでしょうけれど、どういう切り方にするのか、そしてその際に社員はどのように動くのか、そちらの意味のテストケースとしても興味深い面もあるでしょう。あと本社の登記はオランダにするって話だけど、これは何でなんだろう、とか。NECのPCは海外には無いから、事業的にはLenovo側の都合で、一応の意味合いとしては、一気に中国側に取り込むと拒否反応が懸念されるから、まずはNEC本体から引き離して中立的な体質にするため、とかいう事なんでしょうけれど。あと税金面でも有利なんでしょうかね。知らないけれど。しかし異例ずくめですね色々。いや面白い。海外では全くと言って良い程ニュースになってないあたりは泣けますが。

NEC、中国レノボとの合弁を発表 19時から会見
[過去記事 [biz] NECがPC事業をlenovoに譲渡 ]

---追記
オランダの法人税は20%から25.5%とか。安いと言えば安いけど、わざわざ遠く移す程かというと微妙な気もする率ですね。他にも優遇とかあるのかな。

------追記2
あらら、5年後の全株取得権条項付きだって。最初から完全に譲渡しちゃうつもりって事でしたか。いやまあそうですよね普通。全体的にはすっきりするから良い事なんだろうけど、社員の方々は早急に身の振り方考えなくちゃで、ご愁傷様です。ただ、建前な事は割と明白であったにせよ、事業の強化とかシナジー云々とか、中核的な経営方針に関わる発表をしておいて、それが一日ともたずに嘘でした、というのはさすがにいかがなものかと。全部切る予定です、と言いたくない気持ちはわからないでもないけれど、不義理が過ぎるでしょう。

レノボに合弁会社の全株取得権 NECの同意が前提

[biz] 3Q決算前半インプレ

ぼちぼち出始めてる、という事で。一部で超回復を見せる企業があるものの、前回までグタグダな感じだった所はやっぱりグダグダ、良くてトントンと言う位でまず予想通りという感じですね。やっぱしつまんないです。なので、ハイハイ次々、政策効果の剥げ落ちる4Qに注目、とスルーする積りだったのですけれども、やはり幾つか目に留まるものもあるわけです。

今までの発表分中では、任天堂とか日立国際とかやっぱし為替の影響とか厳しいのだな、でもコマツファナックキヤノンとかすげーし言い訳ですよね、と悲喜こもごもながらまあ理解出来る感じのダイナミックな決算が並ぶ中、一際目を引くのは、斜陽感の強まる電機・IT系の中にあって負け犬的位置づけがすっかり定着しつつあるNEC。上期も酷かったですが、3Qの個別を見ると、回復どころか売上激減、頼みの綱のITサービスを含む殆どのセグメントで営業赤字という夢も希望もかけらも感じられない成績。クラウドで大丈夫なんじゃなかったの?と嫌味の一つも言ってみたくなる惨状であります。しかし、NECに限らず日本の電機・IT系は子会社も含めて復活の気配が感じられませんね。いつまでもつことやら。

次のメインはテレビで大儲けした筈の所とかが何処まで伸びるか、でしょうか。あまり伸びてないようだと4Qで相殺されかねないだけに注目です。

-----追記
ルネサスは予想通り死亡。富士通は下方修正で、以前から目標達成は無理だろうと言われていたので特に驚きはありませんが、嘘つきの狼少年体質に逆戻りした感じで残念です。

[過去記事 [biz] NEC負け組固定な感じ ]

[law] 情報統制国家エジプトの行く末

一連の暴動と絡んで、まずTwitterがBanされて、代替になりつつあった所のFacebookも規制強化中とか。中東の中では西側諸国に近く、宗教面でも抑制が効いていて、割と自由主義に近いイメージがあったエジプトでまずそれが可能な仕組みになっている、すなわち原則として言論の自由が無い国である、という事実には驚きと失望を禁じ得ません。

エジプトですら、という事は、更に強権的な体制で悪名高い他の中東諸国は推して知るべしですね。抑圧され、声を上げることすら禁じられる人々に対する同情の念もまた禁じ得ないところです。

自由主義を掲げる国家群も、こういった各国のシステム等の状況はよく承知しつつ、より深刻かつ喫緊の問題であるところのイラン等への対処を優先し放置を決め込んでいたのであろうと推測されます。合理的ではあるけれど、残念な事です。

しかし、特にTwitterやFacebookは国家を超えた共同体を構成しつつある現状、こういった権力による抑圧は、ごく短期間の緊急処置であれば格別、ある程度継続するならば、それによる影響と反応は広範囲かつ極めて激しいものとなるのであって、各政府の思惑がどうであろうと、ユーザーたる人々には自分達の欠くべからざる生活の基盤への深刻な危機として受け止められ、次いでその危機感と対象の話題性を背景としたセンセーショナルな報道も続く結果、各国政府も体面上放置する事が困難になるであろう事も容易に想像されます。中国あたりの強力な国家体制を持つ国ですらその圧力に苦しんでいるのは周知の事実、エジプト程度の小国であればなおさら、現体制の維持は容易ではなくなるでしょう。

果たして情報統制は続くのか、続けられるのか、各国は何処まで具体的なアクションを取るのか。その判断基準は何か。そのテストケースとなる可能性も高く、非常に興味深い、と言うと不謹慎なのでしょうけれども、注目すべき事案である事は間違いないと思われ、色々と目が離せないわけです。3年後あたりにはどうなってるかな、と。多少の期待、希望を込めて。

ただ、最近のFacebookやらの暴走っぷりを見ると、自滅しそうな予感無きにしも非ずなのが気がかりであります。想像するのも嫌な話ですが。

Egyptian Authorities Block Twitter As Protests In Cairo Increase

Egypt Revolt Post-Tunisia: Is A Dam Breaking?

Twitterを封鎖したエジプト、続いてFacebookの利用も規制開始か?

やはりアメリカは情報統制の解除を要請したようです。流石に素早い。
エジプト反政府デモ拡大 当局がフェイスブック遮断か 地方施設で放火も

------追記
大統領退陣の流れが固まり、次の体制へ向けた争いが混沌とする中、情報統制もほぼ解除されたようです。しかし当然に予想された所のイスラム原理主義の台頭も報じられ、本件で市民が望んだ所の市民権、自由権の意味では逆に抑圧が強まる可能性もあって、当然それらに対する警戒感も様々な所で発生し、死者を伴う物理的な衝突すら起きつつある現状は、予想された中では二番目位に悪いシナリオであろうと思われます。体制の変革に際しては、便乗して宗教やらイデオロギーやらが自らの理想を達成すべくエゴ丸出しに出張ってくるのは殆ど必然ではあろう事ですけれども、社会的には争いの種、単なる迷惑以外の何物でもなく、何一つ良い事など無いのですから。本件の趣旨に従い、素直に民主化に向かって行くべきである事は明白、エジプト市民、また各国の賢明かつ建設的な判断を願う次第です。

1/26/2011

[note] WD製HDDが故障したのでRMA

を申請してみました。ブツは2.5inchのWetern Digital製scorpio、320GBで、販売はCFDを経由してたモデルですが、突然のカッコンでお亡くなりになったのです。以前故障で酷い目に遭ったWD20EARSとはまた別ですが、またもやWD。困ったものです。

無くなっても問題ないデータしか入っていなかったのでそちらは問題ないのですけれども、購入してから一年程しか経っていなかったのでさすがにもったいなく、保証は効かないのかと調べてみると、どうもOKらしいということでトライ。

しかしWD製品の場合は国内代理店のCFDでは対応しておらず、WDに直接申請しろという話で。しょうがないか、とWDのHPからシリアルナンバーとか入れて確認してみると、めでたく保証対象・期間内認定。修理というか交換という事になって、その場で管理用のRMAナンバーが発行されました。でこれを記載してブツを郵送しろと。

とそこまでは良かったのですが、その送り先がなんとシンガポール。しかも送付の費用はこちら持ち。ちょっと待て。4000円程度のものの交換で送料何千円じゃ意味無いじゃん、という事で、急遽エコノミーの郵送方法を調べる羽目になったわけで。結局、手持ちの一番小さい箱に出来るだけ軽い梱包方法で荷造りして、小型包装物扱いの航空エコノミー便(郵便局の人はSAL便って呼んでた)で追跡なしにすれば、所要日数2週間位・400円で送付可能な事が判明。おお安い。国内とほとんど変わらん。ってかそもそも普通は着払いですよね・・・。

しかし面倒でした。WDのHPで規定されてる通りに、緩衝材とか防磁袋とかで包装して、宛名カードを印刷して貼って、箱の3面にRMAナンバー書いて、税関用の説明書を署名してから同梱して、税関通知書(CN22)も郵便局でもらって記入して添付して、とモノに不釣合いな面倒な手続きでようやく送り出して。追跡なしな事もあって正直忘れかけてましたが、送り出してから12日、ふと思い出してチェックしてみると、WD側の処理状況がめでたくReceivedに。おおー。

後は返送を待つばかりだけど、ちゃんと帰ってくるかな。さてさて。

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無事Shippedになりました。Tracking numberは無しなのでじっと待つのです。
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CarrierはFedexでした。数日後には届くそうで。行きは怖い帰りはよいよいです。Tracking Numberもついて一安心。
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めでたく到着。当然ながら新品です。返送にかかった時間は6日と、Fedexにしては時間がかかった感じですが、経路を見てみると直通便ではなく中国の広州空港を経由していて、そのせいかなと。でも不満はありませんし、これにて一件落着、ああ良かった。

[note] マクビティのバニラクリーム販売店発見

今週は3Q決算発表の週という事ですが、何処もそこそこな感じでつまらなさそう、と言う事でさしあたりスルーを決め込み、しばし浮世を離れ、P6000のテストも兼ねてバイクでちょっと遠目の散歩に行ったわけですけれども。帰りにふらっと寄った店で超好物のマクビティ・バニラクリームを発見。近隣の店が取扱いを止めてしまい、長らく失望の淵に沈んでいた私に訪れた奇蹟の再会。しかもディスカウント店なので安い。通常価格128円。今回は偶々セール中で更に安く98円。我歓喜。買い溜めしなくては。


香ばしく塩味の効いたビスケットに深みのあるクリーム。この濃厚かつ絶妙なバランスがたまらないのです。

1/25/2011

[biz] SNSの仮想通貨の手数料が高すぎる件

について。

Facebookポイントの手数料が30%とか。ちょっと待て。単なる決済仲介に過ぎない癖に、何なのそのサラ金も真っ青の手数料率。Mixiのポイントでも、Mixiの手数料とキャリアの手数料の合計が30%って話だけど、これはさらにキャリアとか関係なしの分、という事でさらに悪質なわけです。

しかしこんなの受け入れられるんでしょうか。アプリとかサービスのベンダに使わせるって話ですが、事業面で極めてクリティカルな部分で、従来選択出来たところに、事実上強制的に選択の自由を無くす、となると、地位の濫用にもあたるでしょうし、まず不正競争防止法やらに引っかかりそうな感じに思われます。少なくとも普通の率ではないだけに、ユーザーもベンダも黙っていないでしょうし、早晩訴訟やら規制論議が激しくなる事は間違いないでしょう。

そのあたりのミクロな話は別にしても、公共性も高いこの種のサービスでこういうある種反社会的な運営をされてしまうと、擬似通貨とかは特に各国政府も敏感な話であるだけに、SNSというしくみ自体に公権力やらの強い介入を招く事になる筈で、長期的な戦略としてもあまり賢いやり方とも思えないのですけれども。目の前の金に目が眩んで無理すると取り返しがつかなくなる、というのは何処の世界でも同じ筈。なんか嫌な感じの流れですね。

Facebook、仮想通貨「Facebook Credits」をソーシャルゲームに義務づけ

1/24/2011

[biz law] ホンダが水産物取引で損失

正確には子会社で、先物に似た感じの取引で架空取引とか高額仕入れとか循環取引とか諸々の不正が発覚した、と。損失は150億、本業とは全く関係の無い事業での損失としては大きすぎる額で、驚きを禁じ得ません。まず組織ぐるみの話である事は間違いなく、金銭的な損失よりも信用面やブランド価値等での損失が厳しい事になりそうです。ていうか不正云々は置いておくとしても、事業自体見るからに儲かりそうな話には思われないんですけれども、何でそんな事やってんだろう、との疑念を禁じ得ません。バリューチェーンのかけらも感じられませんしね。

しかし、あのものづくり一筋の誠実なイメージで知られたホンダでさえこの手のリスクの高い取引に手を出し、さらに不正にまで手を染めていたという事実は、最近よく報道される所の中小企業における為替等のデリバティブ損失の話とも併せて、あのバブル崩壊を経験しておきながら、多くの企業がそこから何も学んでいないという事を実感させるわけで、極めて残念な思いもまた禁じえないのであります。おいしい話なんてない、と思い知った筈なのにね。まったく救えない話です。

ホンダ、子会社で不適切取引 税引き前利益150億円減も

1/22/2011

[biz law] HOYAの旧CTOが株主から突き上げ

られてるらしい。2008年のPENTAX買収の件で、シェアが低く採算性も低い会社に損害云々かんぬんとか。まずは監査役会に提訴を求める株主請求の形だけど、放置されたら自ら提訴する、と法律のとおりの流れです。

内容は単なる結果責任の追及に過ぎず、まず通らない類の主張、勝敗は関係なく、訴訟する事自体が目的で、単に落とし前を付けたいだけなのか、と形だけ見ると格別見るべきものもない平凡な争いにも思われるのです。が、相手がCTOだけ、しかも退任済みの、というのが明らかに普通ではないわけで。ここまでピンポイントに狙い撃ちするという事は、何かある、というかあったのかなと思わざるを得ません。意外と面白い話が出てくるかも。背任行為があって、発覚炎上する前にこっそり逃げようとして、それを株主が見咎めておいコラ待て、とか?少なくとも、買収に反対していたであろう本件株主を説得する際に嘘を付いた、位はあってもおかしくないでしょうね。

確かに買収当時は何でわざわざ頭打ちの事業に手をだすのか、レンズ事業の見通しはそんなに悪いのか、と驚いた記憶もあって、普通ではなかったと言えばそんな気もしますから。何か詐欺的な事情が絡んでたりすると大変な事になりますが、さて。あまり残念な事でなければよいのですけれども。

元役員への提訴要求=「ペンタックス買収で損害」と主張-HOYA株主

[biz law] GoogleがAndroidでJavaソース盗用

JavaとAndroidをハックしたら、Androidの中でOracle、旧SunのJavaコードがまんま盗用されてる箇所が数十ファイル分も見つかった、と。とりあえず今回暴露されたファイル数はAndroidだけで37fileと偶然の一致で片付けられる数ではなく、本当ならGoogleにとって非常にまずい話であります。

Googleのエンジニアならそんなセコい真似しなくても自分で作れるだろうに、何でですかね。互換性確保のために必要だったのか、それとも基本Javaベースだからって事で、最初は丸ままコピーしてそこから置き換えていくやり方を取っていて、うっかり置き換え損ねたとかそういう事なんでしょうか。しかし訴訟も抱えてる最中の話なので、割とダイレクトに即致命傷になりかねませんね。まあGoogleはお金持ちなので、最終的にはそれで解決出来るんでしょうけれど。

しかし、この手の盗用はぶっちゃけ世界中至る所で日常茶飯事であろうし、リバースして比較抽出する今回の検証が一般的になると、ソフト屋とその中の横着者エンジニアは軒並み真っ青になる筈で、どこまで広がるのか興味深い所です。といっても、一字一句同じの場合はともかく、何処まで類似してたら盗用認定なのかというと極めて曖昧な所なので、最終的にはどうしても個別に司法判断を仰がねばならず、従ってこの手のチェックが広く行われるようになると、それに比例して訴訟が激増する事も間違いなく、システム面で割と大きめな対応が必要になるでしょうし、色々とだいぶ先の話ではあるでしょう。

一応今回の件はJavaがリバースエンジニアリングしやすい言語だったからハック出来たという事情もある、かもしれないので、Stripとか場合によっては難読化とか、少なくとも表面的には無対策ではないその他の一般的な環境ではそう容易に広がる話ではないかもしれませんしね。それでも、割と気の長い話ではあるものの、時間の問題のような気もしますし、もし心当たりがあるなら、取り返しが付かなくなる前に色々対策しておいた方がよいだろうなとは思うのであります。

Oops: Android contains directly copied Java code, strengthening Oracle's case

追加の解説記事も出てますね。今回盗用が発覚したのはtest用fileで、実際にランタイムで配布されてるかは不明だけど、法的にはGoogle詰んだ、っていう感じのそういう話です。

Android source code, Java, and copyright infringement: what's going on?

1/21/2011

[biz] NECがPC事業をlenovoに譲渡

あらら。新会社に移管って言っても、lenovoが過半数出資って事は、事実上買収されて吸収撤退って事なのですね。一応PC事業ではNECが国内トップだった筈なので、いきなりlenovoが首位に。いや、最近の低価格カテゴリはlenovo一色だったので、今更な感じもしますけど。しかしやはりあのNECが白旗を上げたという事で、それなりのインパクトはありますね。

PC-98の頃は栄華を極めただけに、色々とそこかしこでその凋落を嘆かれてきたNECのPC事業ですが、ついに事実上の撤退。感慨深いというか残念に感じる人も多いでしょう。私も中学の頃からよくお世話になりました。まだ8086、PC-9801VMとかの頃です。といっても純正は高かったので自分ではエプソンの互換機(PC-286とか)を買うのが精一杯でしたけど。まだPC-486とか保存してますよ。当時作ったプログラムとかも。懐かしいなあ、とノスタルジーにしばし浸りつつ。

さしあたり、NECのPC事業の人達は、形態は若干異なるものの、旧IBMの人達と似たような運命を辿る事になったわけで、これから難儀でしょうけれども。Thinkpadという日本でも特別強力なブランドとの統合整理も待ち受けるわけで、さてLavie以下のNEC系列は生き残る事が出来るのでしょうか。ちなみに私はThinkpadファンなのでむしろ生き残らないで欲しかったり。

これで国内に残る有力なPC事業者はほぼ富士通だけになるわけで、こっちも台湾(Acer)との統合とか色々言われ続けてるしどうなる事やら。もっとも、富士通は海外事業がそれなりに大きいし、社長がPC事業出身という事で、現体制ではあまり大きな動きは起こしにくいでしょうけれども。東芝は国内は元々海外のおまけ扱いだし、Sonyの国内、あとPanaも元々ニッチだし、遅かれ早かれ、国内PC事業者が絶滅しそうな流れではあります。PC事業は何処もずっと赤字スレスレで、既に終わったカテゴリという面もあるので、仕方がない事なのかもしれませんが。ただ、だからスマホだ、というのは少々安直に過ぎるし、そっちはそっちで国内業者は総コケしそうな感じだし、単なる縮小衰退になりそうなのが残念な感じです。

しかし特にNECは縮小の一途という感じで。携帯も死にかけだし、何で商売するんだろう。通信システム?クラウド?うーん。赤字事業を切るのはいいけど、次のネタを確保出来ないと死ぬよ?大丈夫、なわけはないですよね。

パソコン事業、レノボと提携交渉=共同出資で新会社−NEC

[続き記事 [biz] NECのPC事業譲渡成立]

1/20/2011

[note] P6000の歪み補正をテスト

してみた。簡単に補正の効果だけ確認できればいいや、という事でiso12233テストチャートを液晶に表示して、それを撮影するという超ものぐさ適当テスト。広角端で歪み補正Off/Onを切り替えて撮影してみると、以下のような感じに。1枚目が歪み補正なし、2枚目が補正あり。なお、撮影画像はサイズが大きすぎる(5MB位)ので、Up前に1/10位に再圧縮してますし、そもそもサイトの仕様でアップロード時に解像度的にも縮小されてしまっているので細部は気にしない、と。しかし歪みの違いは一目瞭然。流石に違いますね。でも元の歪みも広角の割には小さめと言えるでしょうし、歪み補正時にはそれに伴う補間で細部が崩れる面もあるだろうし、常用するかどうか迷う所です。しかしつくづくマニアックなカメラですね素晴らしい。


[law] ピストに罰金

また珍しい。違反2回でアウト、と。壊れたからブレーキ外したって絶対嘘だ。最初から付けてなかったに決まってる、とそれはともかく。罰金自体は6000円と小額ですが、罰金刑が適用されるカテゴリに入ってしまった、と言う事で、知ってる人なら誰もがその危険性を認識していたピストがようやく公道から排除される流れが現実に出来て来たということでしょう。ピストに乗りたい気持ちはわからないでもないんだけど、本当に危険なので、事故起こす前にやめましょうね。ロードがいいよ。バックとかは出来ないけどさ。

ブレーキない自転車に罰金6千円、違反2回 福岡

[note] ebayで送料の誤設定に遭遇

先日購入したP6000の予備バッテリを適当に注文したら、送料表示$1.99の筈がpaymentの時には$4.99になっていて。どういうこと?とHongkongの業者に問い合わせると、以前にもあった設定ミスで、発送後に差額をrefundするって。うーん。いやまあ一応納得して払いましたけどね。ちゃんと返ってくるのかしら。しかしTopsellerのマーク付き業者でもこれってどうよ。

まあ、元の値段が$1.6で、送料込みでも日本で同等の互換品をrowa経由で買う時の半額以下、ニコンの純正品に比べると1/10以下ってんだからそんなにうるさく言う気も起きませんけど。一々メールでやりとりするのも面倒だし、気づかずにもしくは渋々ながらとかで払っちゃう人もいるんでしょうね。困ったものです。

1/19/2011

[law] 児童相談所・家裁の権能強化

の内容が大体固まったみたいですね。2年の親権停止と、停止まで行かない場合の部分的親権制限を裁量で出来るようにすると。

これらが必要である事は間違いなく、立法自体も抑制が効いている様子なので、すんなり成立しそうな感じです。それはいいのだけれど、現場にとっては、只でさえ責任範囲の拡大と、案件・業務が急増している所に、さらにそれを大幅に拡げる方向でもあるので、その辺りはどう補償していくのか、その財源は、とシステムの維持拡張には色々と問題も多そうです。特に人の確保とそのための財源はね。子ども手当てがやり玉に挙げられて、そこから分割しそうな感じですが、どうやって持っていくのでしょうか。

児童相談所の子供への親権、一部制限 厚労省専門委