4/05/2011

[biz law] 元NEC部長のコンサルタント摘発

容疑は商標申請の無資格代理、と。書類送検と報じられているので、実際に逮捕拘束されたかは不明ですが、また珍しくもセコい罪で捕まったものです。弁理士位雇えば済む話なのに、何故自分でやろうとしたのか。何にせよ悪意である事は間違いないでしょうが、資格を持たないコンサルタントなんて、資格を取得する能力が無いか、その労力と金銭を秤にかけるような遵法意識に欠けた者と相場は決まっていますし、推測、考察に労を費やす益はないでしょう。

一応経歴等を確認しておくと、容疑者は発明ブランディング研究所代表の桑井旭、NECでは広報畑出身で、コーポレートデザイン、ブランディング等の責任者を歴任して02年に退社し現職、業界内では有名人との事。氏の退職当時から今日までのNECには、少なくとも有効なブランディングは存在しないように見えるし、正直この経歴にどれ程の意味、権威があるのか疑問です。もっとも、今回の犯罪のセコさ加減とはかえって釣り合っているようには思われますが。いずれにせよ、全く以てどうでも良い話で、この緊急時に本件の摘発で手間を掛けさせられた各機関担当者の労が偲ばれる所です。

元NEC部長を弁理士法違反の疑いで書類送検